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JDF災害総合支援本部

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被災地支援センター

つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで

熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.17

日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター

2016年9月12日発行(毎週月曜日発行)

JDF熊本支援センター

(*FAXは、工事が必要なため、9月中旬過ぎまで使用できない見込みです)

〒861-8039 熊本市東区長嶺南4丁目4-60 長嶺ステップⅡ-2号

TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail jdfkumamoto@gmail.com

倒壊した家は現在もそのままです。(倒壊した家の写真)

過渡期の課題が浮き彫りに

 18クール(9/4~9/10)では、 避難所から仮設住宅への移行が進みつつある過渡期ならではの、 継続支援の課題が見えてきました。 震災から4ヶ月以上経過した現在も、たくさんの倒壊した家屋が残されています。 一方で、熊本市では市内最後の避難所・市総合体育館が9月15日に閉鎖される予定です。 住み慣れた地域から離れる人も少なくなく、 避難者の胸中には新たな生活への決意と不安が交錯しています。
 また、益城町では福富地区に6戸、 西原村に2戸の福祉仮設住宅の建設が予定されていますが、 地域コミュニティの観点から福祉仮設住宅が 他の仮設と切り離されて設置されることの不安も残ります。
 支援団体の中には避難所の閉鎖を支援の一区切りとする動きもある中、 今後のJDF熊本支援センターとしての取組みの意味が問われています。 生活再建の道は始まったばかりです。


18クール活動報告(7名が全国から集まりました。)

自宅の不要物廃棄の支援へ(不要物廃棄場所の写真)

◆被災地障害者センターくまもとのSOSチラシ対応

 初日より、障がいのある方の家の片付けを主に行いました。 荷物を片付けないと家が解体できないということでみなさん困っておられました。 また、震災を機に埋もれていたニーズも掘り起こされ、 被災地障害者センターくまもとの果している役割は大変大きいと感じました。 今まで支援につながることに後ろ向きだった障がい者やご家族にとって、 SOSチラシ(被災者向けに支援要請を呼びかけるチラシ)は 入りやすい入り口になったと感じました。(神戸・水島、広島・吉井)

 

全国から集まる炊き出し支援(炊き出し支援の写真)

◆益城町総合体育館

 益城町では総合体育館が最終避難場所として一本化され、 仮設住宅への移住も進んでいます。 4か月が経ち避難の方も230名余りとなりましたが、まだまだ支援が必要です。 体調や精神面、仮設に入ってからの不安等たくさんの悩みを抱えています。
 そうした中、私たちが話を聞くことで、 障害のある方をはじめ被災者の皆さんが少しでも安心できるようになればと、 避難所を運営する熊本YMCAや益城町と力を合わせて活動してきました。 厳しい状況の中でも笑顔で元気にされている皆さんに 私たちもたくさんの元気をいただきました。(神奈川・小菅、大阪・遠藤)

 

わたしたちの支援を待っている人がたくさんいます!
~人が足りません!支援員募集中!~

 

おいしいお弁当ができました(お弁当の写真)

◆にしはらたんぽぽハウス

 にしはらたんぽぽハウスに食事提供支援に入らせていただきました。 季節柄、食中毒に細心の注意を払いながら調理を行いました。 作業所の利用者、職員だけでなく地域の方々や、 被災地支援ボランティアなどの食事処としても機能しており、 地域に密着している場所だと感じました。 また、どんなお客様が食べに来られているのかを、 その都度知ることができたら嬉しいだろうと感じました。 「ごちそうさま。おいしかった。」という言葉を聞いて疲れが吹飛びました。 (和歌山県・小川・大垣)

 

 

◆ワークセンターやまびこ

朝鮮飴の箱作りの様子

 震災で職員の方が不足しているワークセンターやまびこでは下請け作業に入って、 皆さんと一緒に仕事をしました。 最初は不安でしたが、 利用者の皆さんは尋ねると何でも教えてくれる方ばかりで心強く感じました。 仕事の効率ではなく「質」を大切にしているという言葉が印象的でした。 活動期間中の台風12号や数回起こった地震について、 不安だと話される利用者の方もいらっしゃいました。作業の手伝いだけではなく、 しっかり話しを聞けるような姿勢での支援が必要だと思いました。(大阪・宇根)

 

=JDF関係者のみなさまへ=

<派遣支援員を募集しています>

 JDF熊本支援センターは、現地の障害者団体等で構成される 「被災地障害者センターくまもと」と一体となって取り組みを進めています。 当面は、県・市町村の要請のもと、 関係団体と連携しながら障害者の訪問活動を行うとともに、 障害のある人のくらしの支援や避難所での生活支援、 被災事業所での活動支援等を行っています。

主な活動

●被災地障害者センターくまもととの協力(生活支援等) ●益城町総合体育館避難所支援 ●事業所支援 ほか

・3年以上の福祉職経験者を募集します。日曜日14時に集合し、次の土曜日(7日間)11時頃に解散となります。

・集合場所:JDF熊本支援センター(熊本市東区長嶺南4-4-60 長嶺ステップⅡ-2号)

●JDF熊本支援センターの活動をほぼ毎日ブログで発信しています。
「JDF災害総合支援本部」で検索ください。(http://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/sac_info.html#kumamoto)

●支援員の派遣は当面12月末まで延長し、その後も、2017年3月末までの体制を予定しています。
 現在、9月25日(日)以降の支援員が不足しています。引き続きみなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

 ※現地のニーズに応じた活動を展開するため、予定が変更となる場合があります。ご了承ください。

 

<募金にご協力ください>  「仮設住宅18戸が床下浸水 益城町のテクノ団地」
【2016年9月9日付け 熊本日日新聞】

 被災した障害のある人、事業所への支援活動や訪問調査などを行なうための費用とさせていただきます。 ご協力お願します。

 

■ 銀行振込:ゆうちょ銀行
 ○一九(ゼロイチキュウ)店
 当座:0750236
 口座名:日本障害フォーラム災害支援金

 

■ 郵便振替口座:00120-2-750236
 口座名:日本障害フォーラム災害支援金

 熊本地震に伴い県が益城町に整備した応急仮設団地「テクノ団地」(516戸)で、 少なくとも18戸が6日の大雨で床下浸水したことが8日、分かった。 浸水した付近は雨水がたまりやすく、県が排水管の増設を進めていたが、 間に合わなかった。
 県によると、床下浸水は6日夜に発生。 担当者が午後9時ごろ、団地中央部の6棟18戸が床下浸水しているのを確認した。 同町職員らがポンプを使って排水し、7日未明に作業を終えたという。
 熊本地方気象台によると、 同町では6日午後6時半までの1時間に31.5ミリの激しい雨を観測。 住民によると、同日午後5時半ごろ、団地中央部に水がたまり始めたという。
 団地中央部の地面は周囲より低く、県は7月にも雨水がたまっているのを確認。 今月2日に排水管の増設工事を始め、中旬に完了する予定だった。 県住宅課は「住民に迷惑をかけて申し訳ない。 同じような事態を招かないよう、速やかに対応したい」としている。
 床下浸水の被害に遭ったパートの田嶋寿子さん(31)は 「3歳の長女は『怖い、怖い』と泣いていた。 ただでさえ地震で怖い思いをしているのに」と話した。

 

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