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被災地支援センター

つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで

熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.44

日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター

2017年4月2日発行(毎週月曜日発行)

JDF熊本支援センター

〒861-8039 熊本市東区長嶺南4丁目4-60 長嶺ステップⅡ-2号

TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail:jdfkumamoto@gmail.com
事務所は、4月15日(土)に閉所。電話は、4月13日(木)、FAXは4月12日(水)まで。

 

~JDF熊本支援センター最終クール終了~

 4月1日をもって、第45クール、最終クールの支援活動がとうとう終了しました。 障害のある人をはじめとした支援を必要とする人にむきあった、 最後の1週間を報告させていただきます。

 

◆被災地障害者センターくまもと

片付け支援の様子

 1週間を通して、全壊家屋の片付け・ごみ処理・業者との立ち会いや区役所への同行、 各仮設でのSOSチラシ配布等をメインに活動しました。
 毎日の活動の中で見えてきたのは、親族や近所の方とのつながりを失ってしまった障害のある方たちが多くいるという現実でした。 そのことが、障害のある方たちの生活の再生・心の復興の大きな足かせとなっているということを痛感させられました。
 震災から1年が経ち、最低限の衣食住は整いつつあるものの、 本当に支援が必要とされるのはこれからなのだと考えさせられました。
 そんな中でも、被災地のみなさんと直接交流できたことや、 全国から集まったスタッフのみなさんとの出会いは、これからの自分自身にとって貴重な体験となりました。
 完全な復興を目指して、「頑張ろう!熊本!」
<高橋(宮城)・土井(宮城)・清水(熊本)>

 

訪問支援中のスタッフ

◆木山仮設団地地域支え合いセンター(益城町)

 仮設団地では春休みということもあり、毎日子どもたちが、 元気に遊ぶ姿が見られました。仮設に住んでいる方々にお話しを聞かせていただくと、 これからの生活再建に向けてのさまざまな思いや、 生まれ育った町に住み続けたいというねがいが伝わってきました。 現地に行き、肌で感じとる必要さを学びました。 支援のあり方は、人それぞれ正解もなければ不正解もない、 それぞれの思いをこれからも熊本に届けていきましょう。
<山田(神奈川)・新谷(京都)>

 

◆木倉地区地域支え合いセンター(御船町)

 2月から始まった御船町木倉地区地域支え合いセンターでの支援。 ほんのわずかの期間で何ができたのかはわかりませんが、 この地域支え合いセンターを担う熊本YMCAの皆さんとのとりくみが広がったことは 大きな財産となったのではないかと思います。 震災から1年が経過しようとしている中、 仮設住宅にお住まいの方の生活の中にも新たな課題が見えてきました。 仮設住宅入居後の健康状態の変化などにより、 現在の仮設住宅での生活が難しくなるケースも発生してきています。 しかし仮設住宅に入居決定後は原則的には他の仮設住宅への転居は認められていません。 東北でも同様ですが、個別事情に対しては各行政の判断で柔軟に対応されています。 熊本でもそのような個別事情に対し柔軟に、迅速に対応してもらうよう、 行政や被災地障害者センターくまもとなどと連携し、 住人の方が安心して生活が送れるような支援がこれからも必要になってきます。 4月からの熊本の関係団体の連携・団結した支援に期待しつつ、全国からも応援を続けたいと思います。
<スタッフマネージャー・牛嶌>

活動終結にあたり

 最後のクールにおいても手続きの同行や自宅の片付け作業の依頼が続く中、 JDF熊本支援センターは活動の終結を迎えることとなりました。 昨年5月8日から本格的にスタートしたJDF熊本支援センターは、 この間、45クールに渡り、全国から延べ530名程の方に支援に関わっていただきました。 この間のとりくみは、初期の頃の調査活動から事業所支援、 被災地障害者センターくまもとが配布したSOSチラシへの対応、 熊本YMCAとともに行なった避難所支援や仮設団地の支援と、 時間の経過とともに変化してきました。 訪問支援で着用していたビブス 1週間の支援には確かに支援の限界がありますが、 45クールがたすきをつないだことで現地の大きな力となりました。 バリアフリー仮設住宅の建設に向けた県との協議や仮設団地での 地域支え合いセンターの支援活動は、 新たなとりくみに関わることができたといえるのではないでしょうか。 45クールという長期的な支援は、JDFだからこそ、やりきれたものです。 震災から1年が経過しようとする今、 被災された方々には健康面での課題やこれからの生活再建に向けた 新たな課題が浮かび上がってきていますが、その課題を地元熊本の団体に引継ぎ、 今後も熊本の団体を中心とした支援活動を継続する予定です。 これまで支援に直接かかわってくださったみなさま、 そして快く支援スタッフを送り出してくださった事業所や団体のみなさま、 お金の面で援助をしてくださったみなさま、ご支援本当にありがとうございました。
【最終クールスタッフマネージャー 福島(熊本)・牛嶌(長崎)】

 

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JDF災害総合支援本部 報告会
~熊本地震1年 東日本大震災6年~
誰もが取り残されない復興とまちづくりに向けて

日時 2017年4月18日(火)
12時30分~16時30分 入場無料
場所 衆議院第二議員会館 1階 多目的会議室
主催 日本障害フォーラム(JDF)

■銀行振込:ゆうちょ銀行
○一九(ゼロイチキュウ)店
当座:0750236
口座名:日本障害フォーラム災害支援金

郵便振替
口座:00120-2-750236
口座名:日本障害フォーラム災害支援金

 


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