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被災地支援センター

つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで

熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.7

日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター

2016年7月4日発行(毎週月曜日発行)
熊本支援センター(〒861-8039熊本県熊本市東区長嶺南2丁目3番2号 熊本県身体障がい者福祉センター1階プレイルーム)
※2階から1階に引っ越しました。 TEL 096-285-8569 FAX当面使えません。E-mail jdfkumamoto@gmail.com


熊本市の戸別訪問一次調査終了

 ~第8クール(6月26日~7月2日)支援活動報告~

 第8クールは、岩手・埼玉・神奈川・愛知・滋賀・大阪・広島・福岡から集まった 12名のチームで活動しました。
大雨洪水警報や土砂災害警報が連日のように発令される中、 降りしきる雨をものともせず早朝から大活躍の1週間でした。 熊本市における戸別訪問調査活動は、 28日で東区の調査が終わったことで終了となりました。 5月9日から始まった熊本市での調査対象は約9,000人、JDFは約3,800人を訪問し、 1,700人と対話することができました。 対話の中で語られたさまざまな要望や困りごとは、 地元の相談支援事業所につなぐことができました。 しかし、障害のあるお子さんがいるご家庭では 「避難所では大きな声を出してしまうとまわりに迷惑がかかり心配だったが、 今は自宅に戻れて良かった」とお話されながらも、 家は半壊で、まだまだ安心とはいえない状況が続いています。

 29日からは県内に開設されている避難所調査にとりくみました。 大分県境に近い産山村から八代市までの約50か所の避難所を訪問しました。 ほとんどの避難所が6月末で閉鎖される中、 避難所を移動して避難生活を続けなければならない方たちからは 「周りが次々に避難所を出て行くのに、自分たちはまだ行き場がない。」 という声も聴きました。避難生活を続けている方の不安を受けとめつつ、 ひとつひとつ必要な支援につないでいきましたが、 残っている人の中には高齢者等支援を必要とする人も多く、 障害のある人も一定数はいるようでした。 また、「話を聞いてほしい」「JDFが来てくれてよかった」という声が多かったので、 傾聴ボランティアにつなげることを模索しましたが、 ボランティアの方が体制をとれないとのことでした。

 にしはらたんぽぽハウスの日中活動支援は27日から1日までの毎日2名、 食事提供支援には28日から1日までの4日間に2名を派遣しました。 派遣スタッフでメニューから試行錯誤で工夫して調理・提供に臨みました。
今クールで訪問調査活動と避難所調査活動が終了したため、 第9クールからは現在行っている 「にしはらたんぽぽハウス」の日中活動や食事提供支援に加え、 益城町や熊本市の相談支援事業所への派遣、 被災地障害者センター熊本への派遣が中心的な活動となります。 九州の梅雨明けまであと2週間あまり。 重たい梅雨空をはねのける勢いでさらに努力していきましょう! 支援活動への参加をお待ちしています!


仮設住宅への入居が始まっています
今後、仮設住宅についての意見交換を予定していますが、その前に、 入居後の困りごとの聞き取り調査の必要性を、熊本県に対し、あらためて訴えました。 行政の承認を得たうえで、部分的にでもJDFとして仮設住宅の訪問調査を行ない、 支援につなげることができないかを引き続き模索していきます。


 

イラスト

ご寄付をいただきました。

熊本県身体障害児者施設協議会会長 愛隣館施設長 三浦貴子様より、
二度に渡って、食品や生活用品のご寄付をいただきました。 ありがとうございました!

 


=JDF関係者のみなさまへ=

<派遣支援員を募集しています>

 ・3年以上の福祉職経験者を募集します。
☆相談支援事業所IZUMI ☆被災地障害者センターくまもと(生活支援) ☆にしはらたんぽぽハウス(食事づくり) 
・日曜日14時に集合し、土曜日12時に出発となります。
・集合場所:JDF熊本支援センター (熊本県身体障がい者福祉センター1階・プレイルーム)
※現地のニーズに応じた活動を展開するため、予定が変更となる場合があります。ご了承ください。

 

<募金にご協力ください> 福祉避難所、4分の3使えず 熊本地震
(Asahi Digital) 2016年6月30日

 被災した障害者事業所への支援、訪問調査などを行なうための費用に使わせていただきます。
ぜひご協力ください。

■銀行振込:ゆうちょ銀行
 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236
 口座名:日本障害フォーラム災害支援金

■郵便振替口座:00120-2-750236
 口座名:日本障害フォーラム災害支援金

 熊本県内の福祉避難所のうち、 発生1カ月半後の6月1日時点で受け入れ可能と確認できた施設は115カ所で、 全体の4分の1だった。 「要支援者」名簿に市町村が登録している人数について、 県危機管理防災課は「把握していない」としているが、 熊本市だけで約3万5千人いて、 大半の要支援者が福祉避難所に入れなかったとみられる。 福祉避難所の存在さえ知らず、十分な支援を受けられない障害者もいた。 支援を受けられても、生活再建で困難に直面している人もいる。

 

会議室3で愛用された、手作りの靴箱。
おつかれさまでした。

会議室3で愛用された、手作りの靴箱の写真

当センターは引っ越しをしました。

 当センターは、7月1日(金)に今までの建物の2階から、
1階のプレイルームに引っ越しました。
電話は回線が整うまで2週間ほどかかる見込みです。
固定電話につながりにくい場合は、以下の番号にお願します。

 080-9427-3574

 なお現在センターのある熊本県身体障がい者福祉センターをお借りできるのは、
8月末までとなりました。
今後も支援活動を継続していくために、新たな拠点探しも始まります。


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