つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで 熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.4 日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター 2016年6月13日発行(週に1回発行) 熊本支援センター (〒861-8039熊本県熊本市東区長嶺南2丁目3番2号 熊本県身体障がい者福祉センター2階第3会議室) TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail jdfkumamoto@gmail.com 梅雨の蒸し暑さのなか奮闘した第5クール(6月5日〜6月11日) 第5クールは、埼玉から鹿児島まで全国から集まった支援員12人 (女性4人・男性8人)で活動しました。 戸別訪問調査活動は熊本城や水前寺地区のある熊本市中央区第一次調査を担当しました。 孤立しやすい環境や賃貸住宅からの引越しの多さなど、 都市部らしい事情に直面するなか、 各チームで丁寧に障害のある人やご家族の声に耳を傾け、 ニーズの掘り起こしをすすめていきました。 その結果、今回の地震を原因とする困難さにとどまらず、 地震以前から困難を抱えてきたケースも掘り起こしました。 前震、本震が起きてから2ヶ月弱が経ち、 調子を崩されている障害のある人たちを支えてきた ご家族などの人たちが相当疲弊しているケースもいくつかありました。 再訪問、緊急性ありと判断したケースは、 日本相談支援員協会(NSK)に報告しています。 また、今後の調査活動の進め方について 地元行政・事業所とともに検討をすすめています。 にしはらたんぽぽハウスでは、柚子こしょうドレッシングづくり、 落花生の焙煎、選別作業、倉庫整理などさまざまな仕事を、 障害のある人たちとともに汗をかきながら励みました。 今クールのスタッフマネージャーは、くしくも阪神大震災被災経験者と、 東日本大震災JDF被災地障がい者支援センターふくしま元事務局長でした。 地元の考え方、支援活動の枠組みを尊重して、大震災被災地支援の経験も動員して、 今クールのまとめ役を担い、 同時に今後の支援活動を充実させていくために走り回りました。 益城町の仮設住宅を視察 6月8日(水)に、熊本県住宅課課長補佐とJDF現地本部事務局長、 スタッフマネージャー2人とで、 益城町飯野グラウンドに建設中の仮設住宅を視察しました。 ここは35戸うち1割がスロープ付2DKの住宅になります。 完成済みの住宅内を確認しました。 障害のある人が住みやすく、移動しやすい仮設住宅や、 障害のある人を含めた住民間の交流ができる仮設住宅敷地内の集会所、 談話室等の機能について、県の複数関係部署と意見交換を行なう予定です。 また、西原村のにしはらたんぽぽハウス付近の仮設団地の視察も予定しています。 益城町内避難所訪問 実態が明らかに 6月7日(火)から9日(木)にかけて、益城町内の避難所を回り、 障害のある人が避難しているかどうか確認しました。 その結果、全15ヶ所中9ヶ所は閉鎖されていました。 ●開設避難所の状況(2016年6月9日 確認出来たヶ所のみ掲載) ・広安愛児園:避難者24人中、障害のある人0人 ・広安小学校:避難者190人中、障害のある人20人 ・保健福祉センター:避難者130人中、障害のある人不明 ・益城町公民館福田分館:避難者32人中、障害のある人0人 ・益城町公民館津森分館。避難者36人中、障害のある人1人 NPO法人奏気流「かなで館」(益城町)の備品提供をマッチング 先週訪問し、さっそく今週まだ使える備品の状況をまとめました。 早速お引越しされる方が机、椅子が要るとの希望がありましたので、 早速調整にはいりました。 主な来訪者 6月6日(月)社会福祉法人清水基金 事務局長 原田 健児 様 8日(水)名古屋市議会議員 岡田 ゆき子 様 JDF関係団体のみなさんへ <「支援員の派遣」を募集します!> 被災地の障害のある人たちのために一緒に活動していただけませんか? ■調査員 毎週10名 ■支援員 毎週2名 ■事務スタッフ 毎週2名 (3年以上の経験者を募集します) ・日曜日14時に現地入りし、土曜日12時に出発となります。 ・集合場所:JDF熊本支援センター (熊本県身体障がい者福祉センター2階・第3会議室) <募金の協力をお願いします> 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ■銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店  当座:0750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ■郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ※被災事業所への支援や訪問調査を続けていくための費用が必要です!