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被災地支援センター

平成26年度JDF宮城訪問活動記録(4月-7月)

支援&活動場所活動内容課題・特徴コメント
石巻市明笑館 石巻視覚障害者協会 訪問 SSTの楽しさをもっと多くの人に知ってもらいたい。視覚障害者だけでなく一般の人も知れば楽しいはず。19,20日は元気フィールドで宮城県の大会がある。市内に手帳保持者が400人もいて会員が19人だけというのも気になる。 活動を広げたい、関わりを増やしたいという想いが膨らんできている。チラシを作ることを提案した。みらいサポートにも繋げてみる。
石巻市O仮設住宅 身体障害者の男性がいる家族 1世帯で続きの2部屋を使用している。父・母・祖母と車いすの息子。息子は30代、高校2年の時事故で右足に障害を負った。石巻日赤病院に通院しているが、日中はTVゲームをしている。外出はしない。兄弟は他に弟2人と妹1人。妹は震災後病気で亡くなった。母と祖母は一緒に逃げたが、他の家族はバラバラに逃げた。いろんな人に支援してもらい、今の生活に慣れた。感謝している。 息子さんとは会えなかった。次回も訪問してみる。相談窓口のチラシを置いてきた。
身体障害者の男性 脳梗塞で左半身不随。6棟のうち残っているのは自分一人。ヘルパー利用している。(買い物、食事作り、他)社協も来てくれる。特に困っていることはない。カビはお風呂場や壁の隅に発生している。 相談窓口のチラシを置いてきた。
仙台市N仮設住宅 身体障害者の男性 たまたま外を歩いていた男性に話を聞く。左足が曲がらず杖使用。出ていっている人が多い。1日に何回か外を歩くようにしている。困っていることはない。娘は外国にいる。  
仙台市N仮設住宅 身体障害者の夫婦 老夫婦2人暮らし。夫87歳、2回/週デイサービス利用。足が悪く歩けない。外出を嫌がっている。妻84歳。震災前は多少見えていたが、最近は全く見えなくなってしまった。眼科医院に通っている。処方されている目薬のみ。身障手帳2級保持。仮設向かいに娘がいる。息子は東京。ヘルパー利用。月、火、木は午前中。買い物・食事作りが主で、昼食まで作ってもらっている。水、土は夫がデイサービスなので夕方入っている。金は人手不足のため入れないと言われているが、できれば利用したい。その他は娘が作ってくれるが、仕事をしているのでまめにはムリ。 仙台市視覚障害者支援センターに福祉機器(電話機)の情報を確認し後日対応する。同行援護の情報も一緒に伝える。管理者の認識は障害者ではなく高齢者で状況把握が不十分。
電話応対 千葉県F工房より支援物資の相談 就労継続支援B型事業所でコメを栽培しているが、震災で全壊した同じ就労B事業所へ届けたいと思っている。JDFのHPを見ていたが、具体的なことが載っていないので教えて欲しい。 宮城県内の事業所向けということなので、先方に確認し、後日連絡する。
名取市U仮設住宅 訪問 身体障害者(女性)宅訪問 買い物は甥や姪が買ってきてくれるので大丈夫。安否確認システムは、駆けつけてくれるというのは分かっているが、いざという時ガラスを割るからと言われても安心できない。心臓の調子が悪いので、入浴時に不安になる。浴室からLモード電話機までたどり着ければいいが、父親がやはり心臓発作で倒れたこともあり、自分も同じようになるのかなと考えてしまう。2回/月、看護師の訪問あり。1回/週、デイサービス利用中。仮設ではシャワー浴なのでお風呂に入りたいが、できずにいる。デイサービスの日に歯科へも連れて行ってもらっている。自治会長が変わってから集会場へは行っていない。 傾聴。デイサービスは他の事業所に変更することもできるので、ケアマネに相談できると伝えた。自分なりに軽体操をしており、外通路を歩いたりもするとのこと。熱中症に気を付けるよう声掛けした。
電話応対 河北新報社記者からの取材 JDF宮城の活動の経緯や仮設訪問について質問を受ける。 7・20河北新報朝刊にJDF宮城の記事が載る予定。
石巻市H仮設住宅 聴覚障害の母親がいる娘さんと耳の聞こえづらい方とお会いしてお話を伺う   母親が聴覚障害で障害者手帳は持っているとのこと。補聴器はあるが古くなってきたので新しいのが必要。どのような手続きが必要で費用はどのくらいと相談される。みみサポみやぎに連絡を取り翌週の水曜日にみみサポの職員と再度訪問予定。もうひとりの方は耳が聞こえない様子。病院に行ってないようで周りの方も心配している様子。併せて、みみサポみやぎの職員が相談にのる予定。
みみサポみやぎから耳の聞こえづらい方への手帳申請の手続きの説明   先週の訪問で聴覚障害の母親のことと通院していなく聞こえづらいという方から相談を受け、みみサポみやぎに連絡。実際にお会いして相談を受けたいとのことで、当日現地で待ち合わせし依頼者の方々の相談を受ける。
気仙沼市K仮設住宅 身体障害当事者に提供する物資(ベッド)の確認(女性) 夫婦とも体調に不安あり。(妻)50代で左股関節手術を受けたが、2年後には右股関節も手術する予定。(夫)脳梗塞で闘病した。復興住宅に引っ越したら仕事を探したい。畳を入れたが、2~3日留守にするとカビが生える。ファンヒーターを支給されたが、台所で使用すると部屋全体で結露が起きる。 日頃何もすることがないので、今日を楽しみにしていた、昨夜は眠れなかったとのこと。自治活動もないので単調な生活を送っている。天気が良い時はスーパーまで散歩がてら歩いて買い物に行く程度。以前集会所でトイレットペーパーを利用した編み物を習得。部屋に飾っている。ベッドが確認できたので発注し、納品日を後日連絡。(後日、介護用折りたたみベッドを購入。支援済み)
身体障害当事者に提供する物資(杖)の確認(女性) 現在使用中の杖は先ゴムがすり減っている。持ち手が固いので手が痛くなる。両ひざに人工関節を入れている。右かかとはボルト埋め込み手術。足幅に合わせた靴を履いているが、固定器具が足半ばまでしかなく、前屈みになるためつま先が痛い。(絆創膏を貼っている)避難所生活における生活不活発病が起因。 仮設のお風呂は浴槽が深くて入浴できないため、デイサービス(1回/W 木曜日)にてリフト浴している。以前、ヘルパー利用時はシャワー浴していた。夫は死亡。棟続きに娘夫婦、孫2人が住んでいるので行き来している。助かった命なので頑張るね、と気丈に話す。杖の寸法を確認したので発注し、納品日を後日連絡。つま先パッドも購入。(物資支援済み)
石巻市K仮設住宅 身体障害当事者宅を訪問した。 震災当日、お茶を飲もうとお湯を沸かしていたが、揺れが来て足に熱湯がかかった。ズボンをはいていたので傷は残らなかったが今でも痛みがある。病院に入ってない。今話したことをすぐ忘れてしまう。専修大に避難していた時に車いすをもらったので、歩行車代わりに使っている。 老老介護。認知症も疑われる。社会福祉法人のスタッフが立ち寄り、近所に運動中心の半日デイサービスが開所したとの情報を伝えに来ていた。予防教室にも参加したことがあるようで、楽しそうにしていたらしい。指を折り5つ数えたら折り返すというのを思い出していた。
石巻市M仮設住宅 自治会長を訪問し、障害者の情報を確認した。パーキンソン病の女性を紹介された。 パーキンソン病で震えが止まらない。寄りかかっていれば立っていることはできる。娘家族(夫・子供2人)と同居。歩行車が欲しい。 次回、サービスの利用状況を確認し、福祉サービス、用具等を提案する。歩行車について、我々の後押しで社協職員に相談。その結果、福祉サービスを利用し歩行者の支援を受けることができた。
自治会長を訪問し、障害者の情報を確認した。身体障害がある夫を介護している妻を紹介された。 夫はデイサービス利用中。もともと右足が悪かったが、避難所生活での生活不活発病により動かなくなってしまった。歩く意思はあるので立ち上がりを補助している。糖尿病。嚥下障害あり。便秘がちで服薬に頼っている。夜間のオムツは5枚重ね。おむつ代に困っている。妻も脳梗塞を発症し、娘が泊りがけで手伝ってくれている。娘は離婚した夫の実家(津波被害なし)にいる。H仮設住宅の優先枠抽選会が5/1にあったが外れた。次回一般で応募する。病院が日赤なので近くを希望している。 2部屋に3人で生活している。一部屋は真ん中にベッドを入れているのでかなり狭い。脇で妻が寝ている。娘は居間で寝泊まりしている。おむつはパンプキンから届けてもらっている。年金生活(船舶)。他には何も申請していない。介護保険給付等の状況を調べてみる。次回、おむつ提供。5/21(水)
名取市U仮設住宅 身体障害当事者(女性)面談 変形性ひざ関節症で7年前に手術。両ひざにシリコンが入っている。両肘も曲がって来ている。腰も曲がって来ているので心臓が圧迫される。毎夕方、マッサージチェアを使用がてら集会所に顔を出している。生活保護受給中。通院や買い物時の外出が不便。通院にはタクシーを利用するので一回往復2,000円かかる。移動販売車が来るが毎回同じような物しか買えない。(水曜:野菜、木曜:魚屋)震災時は入院中だったが、姉と弟が犠牲になった。親戚も多数亡くなった。義理の妹(弟の嫁)が斜め向かいに住んでいるが、日中は仕事で不在。一人で過ごしている。姪や甥も気にかけてくれているが、離れているので心細い。150世帯の仮設だが、1/3は空いてきている。I仮設住宅との集約の話が出ているが、反対者が多い。市が安否確認システムの機器を設置してくれたが、自分しかカギを持っていないので、いざという時警備会社が駆けつけても中に入れないのを不安に思っている。 入居者のカギの保管や食材の宅配等、調べてみる。集会場では何人かが集まって小物を作っていた。

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