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被災地支援センター

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みやぎ支援センターニュース 「ゆい」No.15

日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合支援本部・みやぎ支援センター

2011年5月25日
仙台市太白区・萩の郷第二福寿苑内(5月1日より) 022-244-6965(TEL・FAX)
メール:jdf.miyagi@gmail.com
ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/JDF_shienhonbu.html

 震災発生から2カ月半が過ぎました。未だに、電気や水道がつながらない被災地や、長期にわたる避難所生活を余儀なくされている方も多くいます。そのため障害のある方々の生活状況も厳しく、要望も切実さを増してきています。こうしたなかにありながら、障害のある人たちの生活や活動の場を再建する動きも、各地で始まりました。いま、JDFみやぎ支援センターは、避難所や在宅者の訪問支援にとりくみながら、被災地で5ヶ所の障害者支援事業所の再建活動を支援しています。


訪問累計(5月24日現在)

  支援員 避難所 市町村 障害者支援事業所 関係機関 自宅・その他
5/24 40人 14ヶ所 6ヶ所 14ヶ所 2ヶ所 1ヶ所
累計 1,751人 682ヶ所 全市町村 391ヶ所 157ヶ所 476ヶ所

●JDFの訪問で1259人の障害ある人と対話●

【5月20日現在の報告】
5月1日よりJDFみやぎ支援センターは新たに宮城県北部への拠点を開設し、北部地域での本格的な訪問調査が開始されました。北部開設から20日間で、南三陸町では45人の障害のある方と対話が進みました。
JDFみやぎ支援センターは、2ヶ所を拠点とすることで、5月20日現在、宮城県内の1259人の障害のある方とお会いすることができました。またこうした方々の要望に応える活動を広げています。

●南三陸で新たな事業所が再開●

【風の里再開をステップに、のぞみ福祉作業所を再建・・・・南三陸町】
5月17日より、ベイサイドアリーナ敷地内に相談支援センターとして
風の里の再開が実現しました。今回はそれをステップに、のぞみ福祉作業所が再スタートを切ろうとしています。新たな土地に仮設のプレハブ作業所が立ち上がるとのことで、関わる皆さんもとてもはりきっています。これからの再建プラン(畑作業の充実、秋に向けて芋を使ってお祭りができたら等)をいろいろと聞かせて頂きました。みなさんの生き生きとした笑顔がとても印象的でした。また山の中にある新しい作業所は、とてものどかで自然にあふれており、思わず時間を忘れてしまうほどで・・いつまでもいつまでもその場所にいたくなってしまいます。そこで、みやぎ支援センターは、CILたすけっとと連携し、仮設トイレの設置を支援することとなりました。私たちにできることはほんの小さな事ですが、これからののぞみ福祉作業所の活動を応援していきたいと思います。

写真1:コンテナで再開した風の里
写真:1

事務局は、今
○5月22日(日)長野県教職員組合と長野県障害児学校教職員組合の訪問を受け、寄付をいただく。
○5月23日(月)訪問調査用紙と活動日誌の活用方法の再確認。
訪問調査集計表の修正・入力作業。
○5月24日(火)全国脊髄損傷連合会山形支部中島副支部長、ゆめ風基金八幡理事が来訪。
第3回 東日本に係わる情報交換会を開催。被災障害者を支援するみやぎの会・JDF みやぎ支援センターに参加。

●支援活動に参加した支援員から●

5月22日から支援に参加させていただきました。大崎市、石巻市の市役所や社会福祉協議会の方にお話を伺ったところ、震災から約2ヶ月経ち、障害者施設も運営を再開し始めており、避難所で生活している人達も除々に通所できるような環境が整ってきている様でした。しかし、石巻駅前は現在も津波で倒壊した建物がたくさんあり、道路状態も悪く、街中では強い磯の臭いが漂っています。海に近づくと瓦礫や流された車がそのままになっており、津波の脅威が残っていました。このような中で、石巻駅前では、今日からお店再開を再開するとのことで、お店の前で記念撮影をしていたのがとても印象的でした。市役所などで話を聞くだけでは、一見状況は落ちついているように思うのですが、実際現場を見てみると、2ヶ月経った現在でも大変な状況が続いていることがわかります。今回の活動でニーズがあるはずなのに、それを必要とする人の要望がもれてしまい、本当に必要とされていることを提供することの難しさを感じています。同時に自分の目で見なければわからないことが、現地にはたくさんありました東京に戻っても、今回の経験を多くの人に伝えていけるようにしたいと思います。(卯木 紗代 東京都から)

現地で何をするのか、自分に何ができるのか。やる気と不安が入り交じったままセンターへ到着。最初の活動は北部支援センターから、南三陸町、またベイサイドアリーナと順に視察させていただいた。車窓からは旅番組で見た東北の風景とニュースで見た被災の状況が変わる変わる目に飛び込んできた。現実を目の当たりにし、ショックを受けると共に、そこで生活している方々の笑顔から、もっと笑顔を増やしたい。という思いが強くなった。自分の滞在期間は今日が(5/25)が折り返し。
後半で何ができるか、何をすべきか、短い期間ではあるが、改めて考え行動し、少しでも被災された障害のある方に笑顔が増えるよう努めたいと思う。(仁藤 玄 愛知から)

障害のある方のよりよい地域生活を再建していくために今は人が必要です。
ぜひご協力をお願いします!
まだ支援員が足りていない状況です。業務内容としては、以下のものがあります。

  1. みやぎ支援センター支援員― 被災地避難所・福祉事業所への訪問による、ニーズの掘り起こし、具体的なニーズへの対応
  2. みやぎ支援センター事務局員― 電話相談、ニーズへの調整・対応、会計、備品・生活管理、庶務、支援員・車両管理等の調整、広報、活動報告・記録管理
  3. みやぎ北部支援センター支援員― 気仙沼、南三陸地域の避難所訪問・生活状況の把握・ニーズ調査など

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