被災障害者を支援する為の情報を掲載。

JDF災害総合支援本部

Home › 被災地支援センター › みやぎ支援センターニュース 「ゆい」 › 「ゆい」No.56
本文はここから

被災地支援センター

支えよう東北の仲間たちを!みんなの絆と力で!

みやぎ支援センターニュース「ゆい」No.56

2011.11.26

日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合対策本部

本部センター 仙台市青葉区五橋2-12-2 電話:080-4373-6077 FAX:022-266-0292

東部センター 涌谷町本町99-7 電話:0229-43-6639 FAX:0229-43-6685
メール:jdf.miyagi@gmail.com ホームページ:http://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/index.html

障害のある方との対話数 1593人
延べ支援員数        817人
最終見込み数値

3.30→12.4→これからのJDFみやぎ支援センター

 3月30日にセンターを開設して以来約8か月にわたり、障害のある方への支援を中心に活動を続けてきました。 この間、北海道から沖縄までの全国各地から、一週間を単位として延べ約800人の支援員が参加しました。 被災地域に密着し、障害のある方へ寄り添う支援を心掛けてまいりましたが、12月4日をもちまして、 JDFみやぎ東部支援センターを閉所し支援員派遣を終決します。 今後、仙台のJDFみやぎ支援センター(本部)を残し、宮城県内の関係者で検討が進められようとしている組織作りに関わり、 震災復興計画(県・市町村)に他の者と平等を基礎とした障害者(児)の地域での生活が位置づくよう働きかけていきます。 復興に向けた取り組みには、皆様の叡智とご支援がさらに必要となります。 引続きのご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

■JDFみやぎ支援センター              
財団法人仙台市障害者福祉協会 080-4373-6078


社会福祉法人清水基金より寄贈して頂いた2台の車

社会福祉法人清水基金様より車を寄贈していただきました。

大切に使わせていただきます。本当にありがとうございました。
これからも安全運転で宮城の町を走り続けます!

支援の現場から35クール

 現地を訪れて、地域が復興に向けて歩き出している事を強く感じました。 これまで多くの仲間と地域の皆さんが築いた絆をつなげる仕事に携わり、 大変うれしく思っています。ありがとうございました。(滋賀県 赤尾里実)

 35クールは今までの支援活動をまとめるのが主な仕事でしたが、 被災された方の話しを聞く機会があり、前向きに頑張っておられる様子に 元気づけられる思いでした。 この地域が必ず復興すると信じています。(東京都 小林貴寿)

 みなさんが本当に笑顔で明るく接してくれ、前を向いて進んでいる様に感じました。 仮設住宅の障害のある方にお会いしましたが、 まだまだ人手が足りなく困っている場面もありました。 地元に帰って、被災地の状況をしっかり伝えていきたいと思います。 (沖縄県 福崎大介)


東日本大震災から8ヶ月が過ぎて
JDFみやぎ支援センター代表、阿部一彦氏
-JDFみやぎ支援センターの活動への感謝と今後の課題-

             被災障害者を支援するみやぎの会 代表
             JDFみやぎ支援センター代表              阿部一彦

 私たちにとっての2011年は、東日本大震災という予想もしなかった体験に振り回され続けている年です。
震災直後の誰もが困難をかかえているときですので、障害があるとさらに大きな困難と先の見通せない大きな不安でどうしようもない毎日でした。そのようなとき、3月30日にJDFみやぎ支援センターが開設され、全国各地から多くの支援員の方々が引継ぎをしながら繰り返し訪れて、その場、そのときに、最も必要とされる支援にかかわっていただいてきました。個人情報保護法という大きな壁のために、ニーズを抱えた障害のある人々と出会うことが難しい現実がありました。
 しかし、出会うことができた障害のある人々にとって、JDFみやぎ支援センターの青いユニフォームはとても心強いものでした。「無縁社会」という言葉が流行語大賞の候補になったりする現在ですが、みやぎ支援センターの活動は、昨今失われているといわれ続けてきた「絆」「つながり」「支え合い」が確実に存在するという希望を私たちに与えてくれました。
 そして、復興への道筋はまだまだ先も見通せない状況ですが、被災した多くの方々はとりあえずの住まいとしての応急仮設住宅に移られました。緊急性を要する活動から始まり、仮設住宅への引越し支援等という当初の目標が達成された現在、JDFみやぎ支援センターも12月4日を目処に本部を残し、東部支援センターを閉所し、支援員の組織的活動に区切りを迎えようとしています。 さて、宮城県の応急仮設住宅ですが、プレハブ住宅2万2千戸と民間賃貸タイプ2万5千戸において不安を抱えながらも暮らし始めた人々に対する支援は今後の大きな課題です。孤立や孤独死などが生じないように「つながり」「支え合い」の活動、今後生じるニーズの把握とその解決のための活動の重要性を確認するとともに、そこに地元団体が連携して取り組む必要性を共有しつつある現状について報告いたします。
 そして、ここにあらためてJDFみやぎ支援センターの活動を支えた支援員の方々に御礼申し上げます。 ありがとうございました。そして、今後の宮城の状況を見守りいただき、また必要な状況が発生した場合にはご支援お願いいたします。

JDF みやぎ支援センターのあしあと

みやぎ支援センターに関わった方の写真ほか

結び 繋いだ 8ヶ月 障害のある方の為に
JDF みやぎ支援センター


メニューはここから