被災障害者を支援する為の情報を掲載。

JDF災害総合支援本部

Home › 被災地支援センター › みやぎ支援センターニュース 「ゆい」 › 「ゆい」No.7
本文はここから

被災地支援センター

支えよう、東北の仲間たちを! みんなの絆と力で
みやぎ支援センターニュース「ゆい」No.7

日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合支援本部・みやぎ支援センター

2011年4月27日発行
仙台市太白区・仙台ワークキャンパス内(5月以降転居)080-4373-6077
メール:jdf.miyagi@gmail.com
ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/JDF_shienhonbu.html


 全国各地の団体の職員の支援活動により、宮城県内(北部を除く)の障害者支援事業所及び避難所の訪問活動は概ね終了しました。被災地でも少しずつ復興の兆しが見られ始め、第1次避難所から第2次避難所や仮設住宅と移動も行われていきます。そんな中、障害のある方のニーズも変化をしてきています。そこで、センターとしても、改めて訪問活動を行い、じっくりと腰を据えた支援を目指していこうと確認をしました。

訪問累計(4月26日現在)

  支援員 避難所 市町村 障害者支援事業所 関係機関 自宅・その他
本日 34人 24ヶ所 1ヶ所 0ヶ所 1ヶ所 4ヶ所
累計 793人 476ヶ所 126ヶ所 244ヶ所 91ヶ所 141ヶ所

★みやぎ支援センターの移転

 日本障害フォーラム(JDF)は、仙台ワークキャンパス内の一部をお借りして、みやぎ支援センターとして、3月30日より宮城県内での訪問調査や支援活動を行ってきました。
4月30日に引っ越しを行い、5月1日より同じく(社福)共生福祉会様の運営する萩の郷第二福寿苑に移転をします。

【新 住 所】宮城県仙台市太白区鈎取御堂平38第二福寿苑内
【T E L】080-4373-6077
    080-4373-6078

写真1:みやぎ支援センター
写真1

★宮城県北部にセンターの拠点を開設

 震災による道路の崩壊や通行規制などのために、仙台市から宮城県北部地域までは片道3時間を掛けて訪問調査に向かっていました。その為に調査に費やされる時間が僅か1時間余りであったり、宿も決まらないままで一泊二日の調査に出かけたこともありました。しかし本格的に支援活動を行うには、北部に拠点を構える必要性に迫られていました。 そして、いよいよ4月28日より、北部地域の拠点が設置されることになりました。拠点本部は宮城県登米市にある(社福)恵泉会様の運営する若葉園をお借りして、仙台ワークキャンパスでの活動のように、宮城県北部での障害支援事業所や避難所での訪問調査を本格化させます。これまでの県内での活動の経験により、事前の準備もしっかりと行ってきました。

【住 所】宮城県登米市東和町米川字西綱木23-16若葉園内
【T E L】090-8349-9403

事務局は、今(4月26日現在 これまでに関わった全国の支援員793人)

○現在の避難所の実態を把握し、障害のある方たちの必要な支援を掘り起こすために、第1次避難所だけではなく、第2次・第3次避難先に関して情報収集を行っています。 ○4月24日より支援員等が一部入れ替わりました。業務の安定を維持・発展するためにマニュアルとデータの再整理を行っています。

●支援活動に参加した支援員から●

 今回の震災支援に参加させていただき、改めて東日本大震災の凄まじさと被害の甚大さを痛感し、自分の無力さを感じています。また、被災された方の思いや願いに寄り添うことの意味も感じさせられています。出来ることは本当に少ないですが、今回の直接的な関わりだけでなく、他の方とも力を合わせて国に働きかけていくなど、長く関わっていくことを大切にしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。(飯田大介さん・大阪からの派遣)

 今回の支援活動に沖縄から5名の仲間と参加しています。宮城県入りする前からネットや新聞、テレビやラジオ等で情報を見聞きして、被害状況を確認していたつもりでしたが、実際に自分の目で見る現実はすごく、言葉で表現できないほどでした。その中で、相談支援業務をさせて頂き、被災者の生の声、二次避難所の声などを聞け、3月11日以降、1ヶ月以上経ち、物資の支援ではなく、心の支援が必要な方が多くいることに気づき、JDF、地域、行政と連携し、避難所の皆様に一日も早い復興と心の支援をおこないたいと思います。今回の経験を一人でも多くの人たちに伝え、宮城県の復興を応援していきたいです。(神田正尚さん・沖縄からの派遣)

 一面の瓦礫混じりの泥土や残骸の光景を目にし、何か巨大な喪失感のようなもので足が萎えました。倒れそうになりながらも失われた人々のつながりや日常を取り戻そうと奮闘しておられる地元の方々やJDFスタッフに、頭を垂れる思いとともに自分が何もできない無力感にさいなまれました。けれども、今回の活動に参加させていただくことで、再建の為の一本の釘ほどのことでもできれば嬉しいことですし、多くの事を学ばせていただいたことに感謝します。今後長い時間、地道な支援活動が行われることになるでしょう。この場所を離れても何かできることはないか探し、実行していきたいと思います。  (須貝理さん・東京からの派遣)

写真2:支援員打合せの様子
写真2

<活動の記録>

4月24日(日)登米市へ物資を届ける
4月25日(月)宮城県北部にセンターを置くための打ち合わせ
4月26日(火)女川原子力発電所内の避難所を訪問調査

障害のある方のよりよい地域生活を再建していくために
今は人が必要です。ぜひご協力お願いします!


メニューはここから