ひとりじゃないよ! 信じあい 助けあいながら ふくしま支援センターニュースつながり No.5 2011/9/6 発行:JDF被災地障がい者支援センターふくしま ■住所〒963-8025郡山市桑野1丁目5-17深谷ビルB棟101号、 ■TEL024−925-2428 ■FAX024−925−2429 ■メール shienfukushima2011green@yahoo.co.jp 障がい者が安心して暮らし・働ける南相馬市をめざして 8月29日、「JDF被災地障がい者支援センターふくしま」は、 南相馬市役所において桜井南相馬市長に要援護者の調査報告を行いました。 報告会では、桜井市長に、「障害者手帳交付者名簿」(65歳以下)の公開をいち早く実施してくれたことへ感謝を伝えたうえで、3割の人が逃げることができなかった事実と、 ニーズ把握できた人への支援のあり方などについて報告が行われました。 市側からは、これからがスタートであると返答をいただきました。 その後の記者会見では、現場の最前線にいたスタッフから、 病院・交通・商店・相談支援など、すべての機能が止まった状態で支援継続してきたこと、今回の調査は4000人以上の市内の障害手帳を持つ人のうち1139人に対するもので、 すべてではないことが伝えられました。 (注:実態把握調査では、4月30日〜8月10日までの期間、個別訪問形式で、 1139名の身障手帳所持者などの調査を行いました。) 8月1日より避難先で再開しました!〜浪江町から二本松市へ〜 浪江町から避難して、二本松市で再開した 「アクセスホームさくら」さんへインタビュー。 お話してくださったのは所長の渡邊幸江さんです。 Q:8月1日の再開にたどり着くまでの経緯は? 「利用者さんのいる避難所をまわるなかで、「さくら」の仲間に会いたい、 仕事がしたい、という利用者さんの声が沢山きかれました。 みんなが「戻りたい」という思いを持っていて、何とか「さくら」の仲間が集まれる場所がつくれないかと考え始めました。 みんなの動きが定まらず、本当に集まることができるのか? という不安を常に抱えながらも、1人でも「さくら」に来たいと思ってくれているなら なんとかなる、という気持ちでいました。利用者は、 10名以上の方がさくらの利用を希望してくれたため、6月には事業再開を決意し、 準備を進めていきました。」 Q:再開して一カ月経過、現在思うことはなんですか? 「8月よりスタッフ4名、利用者さん12名とともに再スタートしました。 住居が郡山・二本松・福島・三春と離れているため、 送迎体制の確保が必要となりました。スタッフ自身も慣れない土地での再開で、JDFから支援員を1名派遣してもらいました。 二本松を活動拠点としましたが、ここも放射線量が低いとは言えないため、 外での活動を控えています。 早く除染を進めて欲しいです。 最初の避難時も感じましたが、情報が少なく、わからないということが多いです。 待っているだけでは何もわからないので、自分から情報を捜す・求めるようになりました。 現在は、今後販売できるようお菓子の試作を行なっています。 また、いわきから下請け作業が入ることになりました。 しかし、まだまだ仕事の量が少なく、みんなの工賃をどう確保してゆくか課題です。 今はまず避難生活の中でも活動ができるよう、焦らずにやってゆきたいです。 さくらが再開してから、みんなの活き活きとした笑顔が一番のはげみです。」 つながり∞ふくしま 〜南相馬から発信!福島の作業所の仕事おこし〜 震災以後、障がい者の作業所では仕事が激減しています。 南相馬も例外ではありません。 そこで、障がいのある仲間がいきいきと働く場を取り戻すため、 福祉作業所が連携し『仕事おこし』を始めました。 第1弾として、「つながり∞ふくしま」カンバッジ製造販売を開始! 収益金が作業所利用者の工賃になります。 ふくしまの作業所を応援してください! つながり∞ふくしま カンバッジ 1個150円(税込)にて販売中。 卸販売いたします(ご希望の方は下記までご連絡ください) ○100個入り1ケースでお届けします。 ○店頭イベントなどで直接販売できる専用BOX入り。 ●バッジサイズは、2.5cm、3.2cmの2種類。 ●障がいを持つ仲間の描いた作品や職員など、様々なイラストをバッジにしました。 ★お問い合わせ先★ 南相馬ファクトリー(えんどう豆内)担当:佐藤定広 福島県南相馬市原町区上高平字中里430-2 TEL0244-23-4177、メールendoumame@mac.com ■相談窓口のご案内■ 東日本大震災で被災された福島県内の障がい者の皆様に対し、 必要な情報の提供や様々な相談を受け付けております。 【相談受付時間】午前8時30分〜午後5時30分 (土日祝日含む) 【相談方法】電話やメール、支援センターへの来所 自宅訪問での相談も可能です。 【相談内容】○避難先での生活 ○将来の生活 ○福祉サービス ○医療関係、○教育や療育、○就労 相談直通電話024-983-7646 FAX024-925-2429 メールhisaichisoudan@cameo.plala.or.jp 自主避難をお考えの方、当センターまでご相談下さい! 福島県の県外への避難者は、5万人を超えました。 その多くは放射線被害への懸念からのものです。 しかし、障がいのため避難できるかどうか悩んでいらっしゃる方がいましたら、 ご連絡下さい。各地の団体とのネットワークを活かしてご相談にのります。 電話 024−925-2428 / FAX 024−925−2429