支えよう、東北の仲間たちを! みんなの絆と力で! みやぎ支援センターニュース (ゆい) No.24 日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合対策本部 みやぎ支援センター・みやぎ北部支援センター 【 2011年6月29日 】 仙台市太白区・萩の郷福祉工場内 電話:080-4373-6077 FAX:022-244-6965 メール:jdf.miyagi@gmail.com 登米市東和町・若葉園内 電話:090-8349-9403 FAX:0220-45-2223 メール:jdf.miyagi.hokubu@gmail.com ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/index.html 誰もがわけへだてなく、人として働き、暮らし、人とつながることの社会 すなわち「インクルーシブな社会」の実現をめざして 再生の糸口に 「JDFの支援センターは何をしてくれるの?」と質問をいただきます。「何をしてくれるのかはっきりしないと障害のある人に紹介できない」と・・・。 今回の被災は大変な惨状を東日本の沿岸部の方々にもたらし、多くのボランティアが現地で活動しています。けれど、その惨状から立ちあがっていくのは、この地域で暮らす人々です。もちろん障害のある人やその家族の方々も同じです。 わたしたちJDFは「黒子」だと考えます。被災された方たちが自らの力で歩いていくためにわたしたちは支援をします。障害福祉の現場に関わる者として、被災した障害のある人がこの大震災から復興するだけでなく、一人の人間として生きていく地域づくりに結び付くような関わりをめざしているのです。 「何ができるの?」ではなく「これをして欲しい。」と言われると、私たちはもっともっと頑張れます!(第14クルー事務局長 磯部) 支援の足あと 震災から3ヶ月余が経過し、人々の生活も徐々に変化しています。私たちが直接関わった障害のある方々はまだそう多くはありませんが、一人ひとりのニーズに寄り添い、一歩いっぽ支援を積み上げる中で、1日も早く元の生活にもどれることを願っています。 ■地域の支えあい■ 「風の里」への支援 (南三陸町・社会福祉法人洗心会・相談支援) 「震災前は、町にお店もあり買物もできました。障害を持った方も地域の中で見守られて生きていました。よその畑の野菜を取って食べても、地域の方がわかっていて、怒りもしない。そんな地域でした。」南三陸町の保健師のお話です。町を丸ごと飲み込んだ大津波。JDFの行っている支援は、買物支援・支援物資提供・作業所への移送支援・通院支援。もう一度、震災前のあったかい地域を取り戻すお手伝いを行っています。 障害のある方との対話数 (6/23現在)1400人 ■通常業務に戻るために■ 桜・さくらへの支援 (石巻市・社会福祉法人夢みの里・多機能型) 大震災に伴い、職員2名が退職。若い職員が多い中で大奮闘されています。災害支援に来られているボランティアの手配・調整等の通常業務外のこともあり大忙し。本来の業務ができない状況が続いていました。6月21日(火)からJDF支援員が継続支援を行っています。 ■内陸部にも目を■ ゆいへの支援 (登米市・社会福祉法人恵泉会・相談支援) 「沿岸部だけが被災地ではないんです。内陸部も被災地なんです。それも知って欲しい。登米市には南三陸町から500名以上の避難者がいます。」沿岸部と比較すると内陸部の被害が小さいのは事実ですが、地震をきっかけに家族関係がうまくいかなくなった精神障害の方への支援、沿岸部からの避難者の仮設住居やアパート引越しの支援等が入ってきます。石巻市で6月20日から始まった在宅障害者の訪問調査へゆいの相談専門員も参加しています。通常業務に少しでも力になれればと6月13日(月)からJDF支援員が継続支援を行っています。 ■やっぱり戻りたい・・・■ Wさんへの支援(大河原町) 仙台から西に約1時間ある大河原町。そこには、山元町から避難しているWさんが身体に障害をもつ夫と20歳後半で自閉の障害がある息子さん(長男)と2LKのアパートに暮らしています。大勢人のいる避難場所に息子さんはいられないとWさんは山元町を転々とし、やっと見つけたアパートです。なかなか話せず心の中にしまっていた震災当日のできごと。やっとローンが終わった自宅が津波で破壊された話。息子さんと一緒に避難した話。あっという間に2時間がすぎ、「ああスッキリした」とWさん。そして最後に「やっぱり戻りたい」と・・・。じっくりお話を聞かせていただきました。 延べ支援員数 (6/29現在)623人 この1週間は、第14クルー(本部14人・北部10人、総勢24人)が支援にあたっています。 全国の障害者団体がJDFに結集し、順々にバトンタッチをしながら、途切れない支援をめざします。 大震災に遭われ辛い思いをして苦しんでおられる障害当事者、親家族、施設関係者の方々。そうした人たちの心に、少しでも明りを灯すことができたらと思い、参加させていただいています。(伊藤正矩 愛知県) 被災地である南三陸町や気仙沼市の状況を目の当たりにした時に、手が震え、声が出ないほどショックを受けました。それと同時に絶対に東北を復興させなければ、それを全力で支援しなければという思いを強くしました。東北の復興を全力で応援する事が、私にできる精一杯の役目だと思っています。これからも東北と気持ちを一つに活動します。 (本田倫子 東京都) 寄付物品のご提供感謝します! 大同生命 様 住所変更のお知らせ(再掲) 本部事務局は萩の郷第ニ福寿 苑から同一敷地内の萩の郷福 祉工場に移転しました。 ●支援員を再募集!● ○活動内容 支 援 員…訪問によるニーズの掘り起こし、ニーズへの対応など。 事務局員…電話相談、ニーズの調整・対応、会計、備品・生活管理庶務、支援員・車両管理、広報など。 ○活動場所 みやぎ支援センター(仙台市) みやぎ北部支援センター(登米市) ご連絡 お待ちしています。080-4373-6077