支えよう、東北の仲間たちを! みんなの絆と力で! みやぎ支援センターニュース (ゆい) No.39 日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合対策本部 【2011年8月25日】 本部センター:仙台市青葉区五橋2-12-2、電話:080-4373-6077、FAX:022-266-0292、 東部センター:涌谷町本町99-7、電話:0229-43-6639、FAX:0229-43-6685、 メール:jdf.miyagi@gmail.com、 北部センター:登米市東和町・若葉園内、電話:090-8349-9403、 メール:jdf.miyagi.hokubu@gmail.com ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/index.html。 涌谷町に支援センターを開設して2週間、石巻市と女川町を重点的に支援活動を行っています。特に女川町では、行政と保健士、理学療法士などと定期ミーティングを行っています。これまで、2回開催しこれまで行った支援についての振り返りや、今後の支援の方向性を確認し合っています。その中で、女川町の広報誌にJDFのチラシを入れ、より活動を周知していただくことになりました。 障害のある方との対話数1,489人、延べ支援員数613人、8/25現在。 被災して5ヶ月、これからの支援は・・・。 8月22日(火)に宮城県主催の「第2回障害者福祉団体等との意見交換会」が 開催されました。 県内の団体と県外の団体11団体が集い、宮城県の被災対策の報告と民間の活動の報告、 意見交換が行われました。 昨日、県の予算が決定してグループホームの予算などが計上されたこと、 被災者の把握がなかなかすすんでいない状況や支援団体のこの間の活動の様子など さまざまな話がでました。 その中で、自治体も含めて各団体が定期的な情報交換会を行う必要があるのではと 県外の民間団体から発言が複数でました。 特に「NPO法人 難民を助ける会」からは、海外の支援の経験からも 意見交換会の必要性を説き、会議を開くために必要な交通費の提供も考えていると 発言されました。 しかし、宮城県の担当者からは、被災があまりにも大きく現状の業務をこなすだけでも 厳しい状況があるとの報告があり、定期的な意見交換については 先送りとなってしまいました。 しかし、被災者の現状を見ると各団体が連携した支援の有り方を模索していくことが 大事ではないかと感じています。(いそべみつたか) 支援のあしあと 手すりのない仮設住宅 長野 ハートラインまつもと 下山 穣 石巻市にある仮設に入っているお母さんから連絡が入りました。 「やっと浴室の手すりの設置業者が来たけど、ユニットバスには付けられないと 帰ってしまった」と。 19歳になるてんかん発作をもつお子さんの入浴介助をお母さんがしています。 手すりがないととてもお子さんを支えることが出来ません。 なんとか解決の糸口を探していると、息子さんが通っている事業所の法人で ヘルパーの派遣回数を増すことになり入浴回数が増えました。 しかし、手すりのない仮設が一杯あります。 一人ひとりの生活に合った住まいを実現するためには、丁寧な支援が必要です。 「一生ものにしますからね!」 北部支援センター 麻生浩平 6月からJDFと連絡をとりあっていた中津川さんと協力して、のぞみ福祉作業所の 看板作成を計画してきました。 そしてようやく8月21日に引き渡すことが出来ました。 素材は食卓の天板に廃材の角材です。 手作りだし、お金もあまりかけていないのですがのぞみ福祉作業所さんから 「一生ものにしますからね!」と言っていただきました。 「点字パンフレットをつくりたい」 長野 コムハウス 村松 功啓 広島 社会福祉法人つつじ 三永 真悟 気仙沼市から涌谷町に避難されている視覚障害のある吾妻壮さん。 被災前は気仙沼のご自宅で、マッサージ治療院を開業されていました。 その吾妻さんから、9月25日、気仙沼市で行われる映画 「天国からのエール」バリアフリー上映会用に、 「点字パンフレットをつくりたい」と相談がありました。 この上映会は、「障害のある人もない人も、みんなで一緒に映画を楽しみたい」 との趣旨で、音声言語案内つきのフィルムが上映されます。 JDF支援センターとしては吾妻さんのお話をうけて、 日本盲導犬協会様にご相談させていただいたところ、 快く協力をお約束してくださいました。 ◆被災地派遣支援員を再募集!◆ ○活動内容 支援員・・・訪問によるニーズの掘り起こし、ニーズへの対応など。 事務局員・・・電話相談、ニーズの調整・対応、会計、庶務、広報など。 ○活動場所 みやぎ支援センター(遠田郡涌谷町)・みやぎ北部支援センター(登米市)、 原則10日間の支援期間が可能な方、ご連絡お待ちしています。080-4373-6077。