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デジタル録音図書(DTB)の種類

DAISY CONSORTIUMで提唱している(DAISY2.02仕様では公式に推奨されています)デジタル録音図書(DTB=Digital Talking Book)には6つの種類がある。


1.音声とタイトル要素のみ

構造なしのDTB。DTBの中で一番簡単な図書。構造が必要とされない図書に用いられる。エンドユーザーによるNCC(見出し)内のナビゲーションは不可能。

2.音声とNCCのみ

構造のあるDTB。マークアップした言語(HTMLなど)には図書の構造が含まれ、ここには注のようなリンクも含まれる。エンドユーザーはNCC(見出し)内のリンク先へナビゲーションが可能。国内の視覚障害者が利用している図書の多くがこの種類です。

3.音声、NCCと一部のテキスト

構造と一部テキストによるDTB。ソースファイルには、図書の構造、索引や用語集などキーワード検索やテキスト検索に必要なテキストが含まれている。

4.音声とフルテキスト

構造と完全なテキストのDTB。この形式が制作上一番複雑だが、エンドユーザーに最高のアクセスを提供する。音声とテキストはシンクロしている。国内では「マルチメディアDAISY図書」と呼ばれ出版物や、教科書として広がりはじめている。

5.フルテキストと一部の音声

構造とフルテキストに一部分に限定された音声のDTB。マークアップした言語(HTMLなど)は構造と図書のテキストが含まれる。音声ファイルには一部テキストの録音が含まれる。エンドユーザーはテキスト内とリンクされた音声にナビゲートできる。

6.フルテキストのみ

構造のあるE−テキスト(電子テキスト)。マークアップされたテキストファイルには構造と図書の全文のテキストが含まれる。音声ファイルはない。


* 最新のDAISY3仕様では、次の3つの種類を推奨している。

  • 音声とNCX(ナビゲーションコントロールセンター)
  • 音声とフルテキスト
  • 音声がなくテキストのみ

デジタル録音図書(DTB)とは?
DAISY 3 Structure Guidelines(英語)