国際図書館連盟(IFLA)/盲人図書セクション会議
2001年8月30日
国際図書連盟(IFLA)/盲人図書セクション会議がDAISYの存在感が非常に強い場所である首都ワシントンで8月に開催された。
- 残念だったことは、ジョージ・カーシャ氏が足のけががまだ治っておらず、出席できなかったことである。
- ジョージ・カーシャ氏の「マイクロソフトとDAISYの情報アクセス化」は評価を受け、会議外でも論議を呼んだ。
- この会議において特筆すべきは、ジョージ・カーシャ氏とインガ・ベックマン・ヒルシュフェルド氏がデイトン・フォーマン賞を受賞したことである。この賞はCNIB(カナダ盲人学会)によって授けられた。会長フランク・ヴァージ氏は授与に際しこのように述べた。以下はヴァージ会長の授与式における言葉である。
ジョージ・カーシャ氏、インガ・ベックマン・ヒルシュフェルド両氏はDAISYコンソーシアムに創造的なリーダーシップを発揮し、録音図書の利用者に新しい時代の夜明けをもたらしました。そして世界各国の関連機関の協調を促進し、事実、視覚障害者のための図書の歴史において国際的にこのように大規模で、重要なテーマを取り上げたことはありませんでした。さらに、彼らの努力によってひとつの供給ファイルという概念を提唱するころにより、電子図書と点字の作製に影響を与えました。印刷物を読むことのできなかった人たちに豊かな読書の経験が、このように迅速にもたらされた10年はありませんでした。
このあと、ボストンで国際図書連盟(IFLA)/盲人図書セクション会議の展示と国際図書連盟(IFLA)の総会が行われた。