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みやぎ支援センターニュース「ゆい」No.14

日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合支援本部・みやぎ支援センター

2011年5月21日発行
仙台市太白区・萩の郷第二福寿苑内(5月1日より) 022-244-6965(TEL・FAX)
メール:jdf.miyagi@gmail.com
ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/JDF_shienhonbu.html

 みやぎ支援センターの支援も全国から集うボランティアの方々の協力もあり継続しております。その支援員の方々のお陰で行政や他の支援団体との協力の輪が広がり始めており、今後も他機関との協力を深め、より多くの地域や個々のニーズに応えらるよう積極的に取り組んでいきます。


訪問累計(5月20日現在)

  支援員 避難所 市町村 障害者支援事業所 関係機関 自宅・その他
5/20 40人 9ヶ所 3ヶ所 3ヶ所 1ヶ所 0ヶ所
累計 1,614人 651ヶ所 全市町村 370ヶ所 145ヶ所 456ヶ所

●訪問活動日誌から

【障害者福祉タクシー利用助成タクシー券・・・・東松島市】
 5月18日から5月21日の4日間で東松島市役所より無料タクシー券の配布(受付、リストチェック、交付申請者への順路案内など)の協力の依頼を受け、お手伝いをさせて頂きました。申請書に関しては事前に自宅へ申請書案内を配布しており、避難所にいる方にも広報での通知をおこなっていました。約1000名の方たちを対象に窓口受付と避難所訪問での配布をさせて頂きました。
その中で、338名の方と顔を合わせ、配布することができました。また、配布した皆様からの感謝の言葉と喜ぶ表情が印象に残りました。残り1日避難所を訪問しますが、今後は市役所のみでの窓口交付となり、まだ受け取っていない方たちへ情報が行き届いているかが心配です。

写真:東松島市での無料タクシー券配布の様子
写真

事務局は、今

○5月18日(木)磯部事務局長、北部支援センターの視察を行う。
○5月19日(金)株木センター長、関係機関を訪問する。
○5月20日(土)株木センター長、磯部事務局長、大学教授の山崎教授と障がい者の方の支援のあり方を対談する。

●支援活動に参加した支援員から●

 今回の震災においてさまざまな支援が行われている中、JDFに結集された私達は障害をもたれた方々にとって何が必要なもあのかと問い掛け、自問しながら少しでもより良い生活が営まれる事思いご支援させて頂いています。
 今、震災から2ヶ月が経ち再建、復興への支援に移り変わろうとしている中で私達、支援する者の力量が問われようとしています。
 支援を受ける方々の思いを受け止め、その思いを実り有るものとする事が私達の努めであると思います。「妥協する事なかれ、骨身をけずれ、謙虚であれ、自分を律し」障害を持つ方々の笑顔が見られるようにしましょう。(山本 洋彦 京都府から)

 5月16日から5月20日の5日間、工房地球村のボランティア職員として支援活動に参加しました。震災後、施設の再開2週目という事もあり利用者の方々の状態を心配していました。しかし、利用者の方々は想像以上に明るく元気を見せており、私の方が元気を頂きました。避難所から通っている利用者の方、震災で家族を失った方、皆様々な生活の場から施設を利用されている現状がありました。避難所での生活では日中に何をして過ごせばいいのか分からない方もおり、震災を通して作業所等の活動の場がいかに重要になるのか強く感じる事が出来ました。
 JDFとして今後は、地球村の支援活動をモデルケースとしてさらに活動の場を広げると同時に一刻も早い日中活動の場を確保していくことが急務だと感じます。震災の支援活動は直接的な支援にスッポトが向いてしまいますが、こうした活動を続けることが大きな力になっていくのだと確信しました。私も継続的に支援に関わって行きたいと思います。(戸村 仁朗 東京都から)

●現地の皆様からお褒めの言葉を頂きました●

  • 皆さんが支援に遠くから来てくれているおかげで、私たちは頑張れます。本当にありがとうございます。(支援員が27年ぶりに出会った高校時代の友人より)
  • 遠くから支援に来ていただき本当にありがとうございます。くれぐれも気をつけて帰ってください。そして帰ったら私たちに遠慮とか、自粛とかせず楽しく過ごしてください。皆さんが元気で過ごしてくれることで私たちも頑張れます。時間はかかりますが必ず追いつきます。ありがとうございます。(東松島市内を一緒にまわっていただいた避難所の区長さんより)

障害のある方のよりよい地域生活を再建していくために今は人が必要です。
ぜひご協力をお願いします!
まだ支援員が足りていない状況です。業務内容としては、以下のものがあります。

①みやぎ支援センター支援員― 被災地避難所・福祉事業所への訪問による、ニーズの掘り起こし、具体的なニーズへの対応。
②みやぎ支援センター事務局員― 電話相談、ニーズへの調整・対応、会計、備品・生活管理、庶務、支援員・車両管理等の調整、広報、活動報告・記録管理。
③みやぎ北部支援センター支援員― 気仙沼、南三陸地域の避難所訪問・ニーズ調査・安否確認など。