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開会挨拶

河村宏
DAISY コンソーシアム 会長
DAISY For All Project(DFA)プロジェクト・マネージャー

皆さん、こんばんは。今日は共同主催者の一員としてご挨拶を申し上げたいと思います。大変夏の暑い中、そしてお忙しい中、このようなウイークデーのこの時間帯にこれだけ大勢の方がDAISYに関心を持って集まってくださるというのは、大変ありがたいと思っております。特に今日のテーマはオープンソース戦略という、あまり一般には聞き慣れない、技術開発をしている方たちには結構聞きなじみのある言葉ですが、一般には大変難しいソフト開発の進め方と思われていることについてです。DAISYのスタンダードを世界中に普及して、障害のある人たちの情報アクセスを保障するために、なぜDAISYコンソーシアムはソフトウェアをオープンソース戦略として開発することにしているのか、またその成果はどうなっているのかということについて、今日、皆さんに短時間ではありますが、できるだけ、紹介をさせていただきます。さらに、私どもDAISYを進めるという同じ立場の中でも、オープンソースについては様々な立場、見解があります。それらをパネルディスカッションという形で、いろんな地域の違い、あるいは先進国と途上国の違いといったことも反映させられるようなパネリストに参加していただきました。この後、最初にプレゼンテーションを行って、どのような戦略と成果を上げているのかをまずご紹介します。その後、今後の進め方、現在の段階の評価の仕方について議論をパネリストの間でしていただくことを期待しております。

終わった後に、今日、会場の後ろを半分広く空けてあります。せっかくいい話を聞いたり、今日じゃなければなかなか出会えない人同士で、ちょっとでもお互いに言葉を交わす時間ができればと、このようなセッティングにしました。終わりました後、ネットワークを作るための時間ということで、簡単なつまむものを用意しています。そこまで含めて、せっかくお忙しい中をいらしていただきましたので、今日は充実したひとときを楽しんでいただければと、主催者の一員として思います。 それではこれから2時間あまりのプログラムでございますが、どうぞよろしくお願いいたします。