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講師プロフィール

マリッサ・デメリオ/Marisa DeMeglio

AMIS開発者 DAISYコンソーシアム

プロジェクト・コーディネーター、ソフトウェア設計者、主任プログラマーとして『AMIS』の開発に携わる。現在、AMIS 3.0開発中。エンジニアとして障害者関連のソフトウェアの開発にあたる一方、開発に伴う企画、運営、調整を務める。
既存の技術と試験的技術の両面からプログラムを開発していくのがモットー。最近は途上国のニーズに絞りAMISの開発に取り組んでおり英語、日本語、タイ語、オランダ語、ヒンディー語版リリースの調整を行った。多国間にわたる晴眼者と盲人のプログラマーの共同作業のコーディネートを行う。
過去に携わった障害者関連ソフト開発としてはisSound社における『WebHEARit』(HTML読み上げ補助ツール)、『ActiveReading』(電話を通じた文書送信VoiceXMLシステム)、日本障害者リハビリテーション協会における『Sigtuna ブラウザー』(音声シンセサイザーを使いウェブページ閲覧、DAISY録音図書再生)等がある。

ジョージ・カーシャー/George Kerscher

DAISYコンソーシアム事務局長
RFB&D(Recording for the blind and Dyslexic)シニア・オフィサー

視覚障害当事者として様々な活動を通し、読みに障害がある人たちの情報へのアクセスに尽力している。2004年、 テクノロジーと障害の分野で尽力した人に贈られるHarry Murphy Catalyst賞を受賞。
2003年以来DAISYコンソーシアムのプロジェクト・マネージャーを務め、事業計画、ワールドワイド・コミュニケーション戦略、ハード及びソフトウェアの開発、コンソーシアムの運営に携わっている。
2000年から、オープン・イー・ブック・フォラム(0eBF)役員会の会長を務める。カーシャー氏の技術的、経営的才能は、次世代録音図書の変革に大きく貢献している。
1991年よりRFB&D(Recording for the blind and Dyslexic)のシニア・オフィサー。

ディペンドラ・マノシャ/Dipendra Manocha

DAISYコンソーシアム開発途上国担当
DAISY For All Project(DFA)アシスタント・マネージャー
インドDFA地域リソースセンター所長

National Association for the Blind(NAB) IT及びサービス部門ディレクター
視覚障害者の情報支援という観点からDAISYの普及を積極的に推進している。
世界最大の視覚障害者人口を持つ国が抱える課題を解決していくために、マノシャ氏はDAISYを利用して視覚障害者の情報支援を積極的に行っている。

モンティエン・ブンタン/Monthian Buntan

DAISY For All Project(DFA)アシスタント・マネージャー
National Association for the Blind(NAB) 会長
上院議員

アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリスのミネソタ大学で、音楽理論と作曲の修士号を取得。
2002年よりタイ盲人協会の技術、国際関係及び人材開発担当理事。1993年から2002年までは、タイのマヒドール大学ラチェスダカレッジの副校長を務める。ブンタン氏は、National Association for the Blind(NAB)の会長で、世界盲人連合の執行委員でもある。2008年2月、タイの上院議員に当選。

石川准/Jun Ishikawa

静岡県立大学国際関係学部教授

1987 年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、社会学博士。障害学会初代会長。専門は社会学。分野としてはアイデンティティ論、障害学、感情社会学。
主な著書に『アイデンティティ・ゲーム』(新評論、1992 年)、『人はなぜ認められたいのか』(旬報社、1999 年)、『障害学への招待』(編著、明石書店、1999 年)、『見えないものと見えるもの』(医学書院、2004 年)、『身体をめぐるレッスン3』(岩波書店、2007 年)訳書としてA.R. ホックシールド『管理される心』(共訳、世界思想社、2000 年)など。
アシスティブ・テクノロジー分野では自動点訳ソフト(「EXTRA for Windows」)、エディタ/インターネット・ブラウザ(「ALTAIR for Windows」)、スクリーンリーダーJAWS for Windows 日本語版、点字携帯情報端末ブレイルセンス日本語版等を開発。

河村宏/Hiroshi Kawamura

DAISY コンソーシアム 会長
DAISY For All Project(DFA)プロジェクト・マネージャー

1970 年東京大学総合図書館に勤務する。1997 年より(財)日本障害者リハビリテーション協会情報センター長。2003 年7 月から国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所障害福祉研究部長。2007 年4 月から同研究所特別研究員。その間、1990 年より国際図書館連盟盲人図書館セクション議長を務め、その最後の仕事として国際標準としてのDAISY の開発を提唱する。 以後DAISY の開発と普及に努め、現在、DAISY コンソーシアム会長。
WAI/W3C 委員、GLADNET理事、世界盲人連合国連委員、アジア太平洋障害者センター支援委員、障害者放送協議会著作権委員会委員、国連世界情報社会サミット障害者コーカス・フォーカルポイントなどを務める。