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DAISY国際図書館と著作権法の影響

Stephen King(スティーブン・キング)
DAISYコンソーシアム理事
イギリス ピーターバラ
イギリス RNIBアクセス・イノベーション・グループ グループディレクター

要約

DAISYコンソーシアムは、印刷字を読めない障害がある人々の、何らかの代替フォーマットによる出版物へのアクセスを、それがどこで製作されるかにはよらず、可能にするというビジョンを持っている。この概念は「アクセシブルなフォーマットによる資料の国際図書館」と呼ばれている。

これに対する障壁の一つが著作権である。本セッションでは、DAISYコンソーシアム会員の、現在の考え方と実践について、世界盲人連合およびIFLA/LBS(盲人図書館分科会)が著作権のあり方を明確にし、改善するために行っている活動と合わせて解説する。

また、WIPO(世界知的所有権機関)やIPA(国際出版社協会)とともに行っている著作権を明確にするための活動についても説明する。そして、国家間での図書の移動を可能にする著作権の解釈を提案する。

プロフィール

Stephen King(スティーブン・キング)
10年間図書の出版にかかわる仕事を経験。ハーパー・コリンズ社の児童向けの聖書と参考書を担当する部署を経てフォンタナ出版に移る。その後コロンビア・ピクチャーズ社のビデオ部門に移り、さらにアテナ・インターナショナル社で芸術出版を担当。コンサルタントとして3年間経験を積んだ後、RNIBの館長となり、図書館サービス、出版、製品およびビジネスサービスの開発を行う。現在はアクセス・イノベーション・グループのグループディレクターを務めている。また、WBU(世界盲人連合)技術委員会の委員長でもあり、サイトセイバーズ・インターナショナルおよびフォース財団の理事、地域の保健トラストの理事も務めている。