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平成20年度 DAISYを中心としたディスレクシアキャンペーン事業
~DAISY教科書提供体制の確立を目指して~

開催趣旨

アクセシブルな情報システムDAISY(Digital Accessible Information SYstem)は、視覚障害者だけでなく、印刷された文字や印刷物を読むことが困難な人々にとって有効であることが国際的に 認められてきている。日本でも2008年9月に著作権法が改正され、発達障害等で普通の教科書が読めないまたは読みにくいお子さんのためにニーズに合わせて教科書を複製できることが明示された。

当協会では、ディスレクシア(字を読むことに困難がある人)へのより良い支援を行うための地域活動やネットワークを奨励することを目的とし、平成19年度・20年度の2年に渡り「DAISYを中心としたディスレクシアキャンペーン事業」を行なってきた。今年度は、ディスレクシアの読みの学習を支援するために、マルチメディアDAISYで教科書を製作して、提供するプロジェクトを開始した。

本報告会では、DAISY教科書製作提供プロジェクトを中心に、この2年間の事業の成果を報告し、ディスレクシアに対するマルチメディアDAISYを活用した支援の到達点と課題を明確にし、今後の活動の方向性について意見交換を行う。