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開催趣旨

デジタル録音図書の国際標準であるDAISY(Digital Accessible Information System)は、当初は、視覚障害者のために開発されたが、現在はマルチメディアDAISYとして様々な障害のある人々が情報や知識を得るための有効なツールとして開発・普及が行なわれている。

2008年の9月に施行された「障害のある児童および生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律」により、最近では、読みの障害を持つ本人、家族、担当教員などから教科書のマルチメディア化の要望が急速に増えてきた。当協会では、同年9月よりボランティア団体の協力を得て、DAISY版教科書の提供を行なっているが、なかなか製作が要望に追いつかない状態にある。

本講演会では、DAISY教科書製作提供の活動を中心に、現状について情報共有を行ない、提供の事例と成果について生徒の保護者、先生、関係者から報告をしてもらい、2010年から施行された著作権法などに関連して 「DAISY版教科書をどのように普及していくのか」をテーマにモンタナ大学障害学生サービス部の渡部テイラー美香氏にコメンテーターとして参加してもらいながらパネルディスカッションを行なう。

マルチメディアDAISY見ている写真