主催者あいさつ

福母 淳治
公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会常務理事

主催者を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。

本日は、「デジタル教科書のアクセシビリティ」と題しまして国際シンポジウムをもたせていただきました。大勢の方々にご参加いただきまして御礼申し上げます。

国際DAISYコンソーシアムでは、DAISYを開発しEPUBのアクセシビリティ開発の中心を担ってきております。その理事会が今週15日と16日に東京で開催する機会をとらえてシンポジウムを開催することとしました。

障害のある児童生徒が使えるアクセシブルなデジタル版教科書について、特に日本に参考になると思われる海外スピーカーから最新の状況の報告を得て、日本においてインクルーシブ教育を推進するための教科書・教材の在り方を探る機会にしたいと思います。

具体的にはこの後、最初に日本DAISYコンソーシアム運営委員長であり、支援技術開発機構副理事長の河村 宏氏に基調報告をいただきます。次にオランダ、アメリカからの講演を予定しております。その後「イギリス、ノルウェー、インドの取り組みから学ぶ」をテーマにパネル討論を行いたいと思っております。

ご参加の皆様には、質疑応答等の時間も設けております。どうぞ積極的なご発言、ご意見を頂ければと思っております。よろしくお願いします。

終わりに、基調報告はじめ各国よりご登壇いただきます皆様並びにご参加いただいた会場の皆さまに厚く御礼申し上げます。今回のシンポジウムは、文部科学省委託事業「音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究事業」として、開催する運びとなりました。このことに感謝と御礼を申し上げまして、簡単ではございますが開会の挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願い致します。

menu