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平成19年度 DAISYを中心としたディスレクシアキャンペーン事業
シンポジウム DAISYを中心としたディスレクシアへの教育的支援 報告書

閉会挨拶

野村美佐子(財団法人日本障害者リハビリテーション協会 情報センター次長)

長時間お聞きいただき、お疲れさまでした。最後に、お礼と閉会のご挨拶を兼ねまして、一言申し上げたいと思います。

日本障害者リハビリテーション協会においては、視覚障害者から、先ほど河村さんがおっしゃっていましたように、 1998年から視覚障害者に対しての普及を始め、その後2001年からマルチメディアDAISYというのを普及してまいりました。ただし、 先ほどの参加者の方もおっしゃったように、4年前くらいからとてもいいのはわかっているのに普及ができない、そういう もどかしさはとてもありました。今回著作権の課題が少しずつクリアされていくという状況にあり、大きく前進していくのかなと 思います。

日本での事例はまだまだ少ないですし、それ以上にアメリカではDAISYが教育に大いに貢献しているということ、それから北欧でも かなり使われていること、そういった思いで使ってみようかなという思いがおありの方も、初めて生まれた方もいらっしゃるのでは ないかと思います。その初めの一歩を、私ども日本障害者リハビリテーション協会では、ネットワークで皆様とご一緒に応援したいと 思っております。もちろん限りがありますし、リソースも少ないのですけれども、皆様とともにDAISYの普及のために協力し合うことが できたらと思います。

今回、本日セミナーに参加され、熱心に協議いただきました講師の方々、それからディスレクシア当事者であり、ディスレクシアに 対してとてもわかりやすく説明してくださった方、それから取材の中で結果をお知らせいただいた方々、そしてパネリストの方々、 心から感謝申し上げ、そして、ずっとお聞きいただきました参加者の皆様にも心から感謝申し上げたいと思います。 そして情報支援を陰で支えてくださいました要約筆記の方にも感謝申し上げます。

本日は本当に長いこと、ありがとうございました。また来年も同じようなディスレクシア関係セミナーということでやりたいと思って おりますので、この1年間これからどのように私たちがアクションを起こし、また皆様からのレスポンドが返ってくるということに とても期待しておりますし、頑張っていきたいと思います。

本日はどうもありがとうございました。