音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

Session 2

セッション 2

「DAISYオンライン配信-フィンランドの試み」

ミンナ・ヴォン・ザンセン
(IFLA/LPD常任委員会委員・フィンランドセリア図書館)

皆さまこんにちは。ミンナ・ヴォン・ザンゼンと申します。フィンランドのヘルシンキからまいりました。サービスマネジャーとしてユーザーサービスを国立図書館で行っております。印刷物を読むことに障害のある人たちへのサービスを提供しています。

テキスト 1

テキスト 1

今日は、DAISYコンテンツのオンライン配信に関して、コンピュータを持たない利用者に対する配信をテーマにお話をさせていただきます。「DAVE(デイブ)」という言葉が画面に出ておりますが、これはフィンランド語のプロジェクトの略語になっております。DAISYオンラインの意味を持っています。

では今私の勤務関勤務先であるセリア図書館について、お話をして、DAVE(デイブ)・プロジェクトについてお話をします。その後オンライン配信についてどのような利点があるのかということについてお話をします。

スー・スウェンソンさんのほうから合理的配慮についての話がありました。今日は合理的な配慮という点より、コンピュータを使うことができない人たちがどのようにしてオンライン配信からメリットを享受しているかというお話をします。

パワーポイントでお見せするスライドの内容についてもお話をしますが、写真はどちらかと言うと、実際のプロジェクトに関わっているというよりも、お見せするものです。

それでは、セリア図書館についてお話をいたします。国立の専門図書館です。アクセシブルなフォーマットによる文献を、印刷物を読むことに障害のある利用者のために製作・提供しています。
通常、ディスレクシアや、通常の印刷物の教科書を使うことのできない人たちに対するものです。
学校用と学習用の教科書があります。小学校のレベルのものから大学レベルのものまで扱っています。また学校外で使用するフィクションとノンフィクションがあります。学校外でという言葉を使っておりますが、皆さまどちらかと言うと、レジャー用という言葉を使われるかもしれませんが、そうではなく、「学校外」という言葉にしました。つまり教育的な学校で使われる目的以外のものということを意味しています。

フィンランドのセリアでは現在1万6,000人の利用者がいます。ほとんど個人の方々です。印刷物を読むことに障害のある方、その他にもさまざまな施設の利用者がいます。フィンランド国内、国外の施設があります。施設というのは、例えばデイケアセンターですとか、学校、介護施設、公立図書館、ほとんどのフィンランドの公立図書館が会員利用者になっています。どのような施設であったとしても利用者がいるようなところ、印刷物を読むことに障害を持つ人たちが利用者でいるところが使っています。フィンランドでの予算はすべて教育文化省から得ています。

ではDAISYオンラインプロジェクトに関しての細かい内容について見ていきます。このプロジェクトはセリア図書館によって資金が提供されています。TIGARプロジェクトと同様に3年間のプロジェクトです。2009年に開始しました。今年の終わりには完了したいというふうに思っていますが、恐らく少なくとも2012年以降も少し残ってしまうかと思っています。単独で行っているプロジェクトではなく、フィンランド内にパートナーがいます。

テキスト 2

テキスト 2

FFVI=フィンランド視覚障害者連盟がパートナーです。これは民間の組織であり、視覚障害者向けの団体です。同時に代替フォーマットの教材を製作する重要な組織でもあります。FFVIは、ほとんどの電子版のデジタル雑誌また新聞などを配信し、製作をしています。我々は本を提供し、そしてこちらの連盟は新聞・雑誌等を提供しています。

二つ目のパートナーは小規模なITの企業でありますプラットサム(PratSam)というフィンランドの会社です。

テキスト 3

テキスト 3

三つ目のパートナーはアクスィル・ノーディック(Axiell Nordic)です。アクスィルという名前でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、国際的な企業で図書館のシステムを提供するシステムプロバイダーです。この三つのパートナーが存在しています。

このプロジェクトを行う中で、録音図書のオンライン配信をDAISYに準拠している録音図書のプレーヤーに対して行っています。このプロジェクトの中ではコンピュータは要りません。DAISYのプレーヤーを使って、DAISYに準拠しているものを使っています。またこのプロジェクトとともにFFVIは並行して二つのプロジェクトを行っています。視覚障害のユーザーを対象としたインターネットのアクセスに関するプロジェクトと、新聞・雑誌のオンライン配信をするためのプラットフォームを作っています。

テキスト 4

テキスト 4

なぜデジタルオンライン配信なのでしょうか。日本も含め、多くの国においては、オンラインデジタル配信があります。少なくともコンピュータを使うことのできる人に対しては、非常に多くのメリットがあります。なぜこのプロジェクトを開始したかと言うと、そのようなメリットをコンピュータを使うことのできない人たちにも拡張しようとしたためでした。欧米では少なくとも人口の高齢化が進んでいます。またさまざまなタイプの障害を抱えた人たちがいます。コンピュータユーザーに対してのオンラインサービスがありますが、しかし非常に多くの人たちがコンピュータを使うことができない状況にあります。

テキスト 5

テキスト 5

ミンナ・ヴォン・ザンセン

そこで合理的な配慮という考え方が出てきます。
コンピュータを使う関心がない、もしくは使うことができない人たち、また、他の障害を抱えているためにコンピュータを使うことができないといった人たちがいます。定年の年齢が近いときにコンピュータを勤務先で学習したとしても、例えば10年後に記憶喪失になってしまって、コンピュータの使い方を思い出せないですとか、さまざまなことが考えられます。このようなデメリットに対して、違う形で、コンピュータを使っていない人たちに提供するということを考えなくてはなりません。

DAVE(デイブ)・プロジェクトのターゲットユーザーは、主に、ここに挙げているのは例ですが、この図書館の利用者で、フィンランドの特定の地域に住んでいる人たちです。なぜかということは後ほど説明をします。またコンピュータを持っていない利用者です。中にはコンピュータを使う人もいますが、しかしほとんどの人たちはコンピュータを使っていない人たちです。

デジタルオンライン配信のメリットはいろいろあります。サービスを向上できますし、音声のコンテントは、今はほとんどはCDで使えるようになっていますが、オンライン配信ができるようになれば、もっと早く配信することができる、届けることができる、すぐに聞きたいコンテンツを手に入れることができます。また経費の節約にもなります。CDはかなりコストがかかるものです。オンライン配信のほうが安くつくのではないかと思います。そして郵送する、包装するといった人手を抑えることができます。また環境に配慮しなければいけないとみんな思っていますので、オンライン配信のほうが環境にはいいのではないか。100万枚以上のCDがフィンランドでは毎年生産されています。かなりのCDが生産されている。そしてそれを包装して、送り届けるわけですが、使った後は捨てられてしまいます。パッケージの包装材料も、そして郵送にも資源を使うことになりますので、そういった資源を節約することもできます。コンピュータに依存していない選択肢ということでコンピュータを持つ必要はありません。コンピュータの使い方を知らなくても構わないのです。コンピュータを使っていない人たちがオンラインサービスを利用することが可能になります。

テキスト 6

テキスト 6

そしてサービスもそれを通じてさらに向上することになるでしょう。現在あるコンテンツに対してもっと早くアクセスできます。新聞の例をとりましょう。オンライン配信であれば、音声で新聞の中身を、周りの人が印刷された新聞を読んでいるのと同じように同じタイミングで、待たずに中身を知ることができます。そして利用者にとって使いやすいということです。障害があってもなくても、サービスをよりよくするためには、利用者にとって使いやすいということが非常に重要であります。私たちがこのプロジェクトで使うプレーヤーは皆さんご存じだと思います。PTX1 Proのプレーヤーです。皆さん、日本のものですからご存じだと思います。技術的な特徴を持っていますし、ユーザーフレンドリー、利用者にとって使いやすいということはよく知られています。

できるだけ簡単な形で利用者に使いやすく配信したいというのがこのプロジェクトの目的です。
利用者がこの配信のプロセスがどうなっているかということは知らなくてもいいと思っています。
ごく普通にこのプレーヤーを使えば、必要なコンテンツが届くようにしたいと思っているのです。
またオンライン配信をするということは世界的なトレンドになっています。このプロジェクトは複雑なプロジェクトでありますが、世界で初めて、このようなコンピュータをベースとしないオンライン配信に取り組めることを誇りに思っています。

さて、このデジタルオンライン配信をするに当たって必要な条件が幾つかあります。四つ主要な条件があります。それを整えてきました。まずプレーヤーが必要です。申し上げましたように、使っているのは「PTX1 Pro」で、シナノケンシ(株)が開発されたものです。このプレーヤーを使うと、デジタルでオンライン配信をDAISYについてできますし、そして視覚障害者あるいは身体障害者のユーザーのニーズに合わせて適用していくことができます。DAISYオンライン準拠のプレーヤーであります。DAISYオンラインのプロトコルに則っているプレーヤーです。このプロジェクトサービスをエンドユーザーのディバイスと組み合わせていくこともできると思います。
エンドユーザーのディバイスはそれぞれのユーザーにとって違うからです。

テキスト 7

テキスト 7

もう一つの重要な条件は、通信のコミュニケーションのインフラストラクチャーです。ここで言っているのはインターネットとの接続という意味です。このDAISYのプロジェクトの中で、インターネットコネクションはフィンランドの視覚障害者連盟から視覚障害者に提供されていますが、それ以外の障害者の方は、自分でキャリアと契約をしてインターネット接続を確保しなければいけません。国立の図書館でありますので、インターネットの接続をユーザーのために図書館のほうで確保するような予算もないのです。先ほどユーザーフレンドリーだということを申し上げました。その意味からユーザーサポートも重要だと考えています。ユーザーにとって使いやすいサービスにしたいと思っていますので、これはまだ始まったばかりですから、ユーザーに対してヘルプデスクのサポートを提供しています。各地域にサポートスタッフがいて、ご自宅を訪問します。ユーザーがプレーヤーをインストールする際にきちんとできるかどうか、そしてユーザーの方々に使い方の説明をあわせて行っています。そしてその後ヘルプが必要であれば電話をしてもらうということができますので図書館に問い合わせが来ます。

そしてオンラインの配信プラットフォームが必要です。これはDAISYのオンライン配信プロトコルをサポートするもので、これが一番大きな部分となりまして、既にでき上がってしばらくたちますが2009年から始めています。そしてプレーヤーができるだけユーザーフレンドリーになるかどうかという改善も行ってきました。フィンランドの視覚障害者連盟は、そちらのほうでもオンラインの配信のプラットフォーム、これは新聞ですとか雑誌をDAISYオンライン配信プロトコルに則って行うものですが、その開発も同時に行っています。

DAVE(デイブ)のプロジェクトをエンドユーザーの視点から見れば、どういうことになるでしょうか。まずエンドユーザーはDAISYオンラインプレーヤーPTX1を受け取ります。サポートスタッフが訪問し、ユーザーに新しいプレーヤーをどのようにインストールするか、どのように使うかを説明します。そしていつもと同じように、ユーザーはセリアの利用者向けサービスやブッククラブから図書を借ります。電話でリクエストをして図書館から借りる場合が多いと思います。ブッククラブというのは特別なサービスで、自動的に図書がプレーヤーに月何回か送られてくるというものもあります。

図書館のほうでは録音図書を直接ユーザーのプレーヤーに提供します。これはストリーミングです。ダウンロードではなくストリーミングで行っています。しかしユーザーは気が付かないと思います。録音図書の使い方というのはCDを再生している場合と全然変わらないので、DAISYのコンテンツのナビゲーションですとか、しおりを付けるとか、そういうことはCD版とまったく同じことができます。

ただ違いといえば、オンラインの配信の場合、本を借りますと数分待ってプレーヤー上に出てきます。すなわち物理的な本というのは郵送されてくるのに時間がかかります。それよりはもっと早く数分間で読めるようになるということです。またCDも使わなくてよくなります。直接プレーヤーにその本が送られてくるわけですから箱を開けたりCDを機械の中に入れたりということも心配ありません。表裏の心配もありません。CDは要らなくなる。これは重要な点ではないかと思います。例えば手を動かせなくても利用可能な状態になるからです。インターネット接続ですが、視覚障害のある方は、連盟からフリーのインターネット接続機器を受領します。それ以外の方は、各自でキャリアから購入しなければなりません。

テキスト 8

テキスト 8

現状を報告します。先週の金曜日の時点での数字です。まだまだ始まったばかりで、22件インストール済みのプレーヤーがあります。インストール待機中のプレーヤーは96、すなわち96名の方が待っている、参加したいという意向を表明しており、プレーヤーを持ってきてインストールしてほしいということをおっしゃった方が96名いるということです。

960プレーヤーのインストールを今年末までに行いたいと思っています。特定地域に住む方が対象ということを最初に申し上げました。理由は連盟がほとんどの作業を代わってやってくださっているのですが、サポートスタッフを雇用しています。フィンランドは国としてそれほど大きくはありませんが、各地域すべてにサポートスタッフを送るわけにもいきません。個人のお宅に個々に訪問しなければいけませんので、プロジェクトを実施する地域を限って、最初は一定の地域で開始したいと思っています。ヘルシンキ、そしてそれからどんどんと広げていきたいと思います。インストールの数はまだまだ少ないんですけれども、これまでのところキャンセル率は非常に低くなっています。だいたい1日に1件プレーヤーをインストールするという速度です。だんだん早くなるでしょう。

テキスト 9

テキスト 9

これまでのところ、非常によいフィードバックをユーザーからいただいています。特にすぐに配信されるということが好評ですし、プレーヤーについても前も使ったことがあるので、それほど変化なしに、この配信サービスを使うことができるというコメントをいただいています。

今日申し上げたかったことはオンライン配信の利点、そしてコンピュータを使っていない方にこのようなサービスが提供できるということについて話をしたかったわけです。どのようなサービスを今構築中かということを報告しました。これが通常の一般的なサービスになってほしいと思いますが、まだプロジェクトは開始したばかりです。経験もまだわずかです。ご質問があればお答えできると思いますが、技術的な細かい点を知りたい、オンライン配信のプラットフォームについて知りたいというような方がいらっしゃったら、IT開発、マーク・レイノさんのメールアドレスが出ています。こちらに連絡をください。プレーヤーソリューションについて知りたいというのであれば、プロジェクトマネジャであるマリア・フィンストロームさんに連絡をしてみてください。プレーヤーを作られた方がここの場にいらっしゃいますし、私はユーザー関連のお手伝いができます。
私のメールアドレスも出ています。必要であればご連絡ください。

ありがとうございます。


質疑応答

会場●
貴重なお話ありがとうございました。質問なんですけれども、インターネットの接続からすごい手厚いサポートをされているということですけれども、どれくらいの方のスタッフで対応されて、人数とか、どれぐらいのスタッフの方で対応されているかとか、実際にそういうことで対応しきれるものなのかという点についてお話をお聞きしたいと思います。
ミンナ●
図書館におきましては60人のスタッフが現在おります。しかしこのプロジェクトでは全体で5人ぐらいです。しかしフルタイムでこのプロジェクトに従事しているわけではありません。サービス開発を行っておりますが、その他にも業務を持っています。パートナーがおりますので、必ずしも全部自分で仕事を抱える必要性はありません。連盟では3名がこのプロジェクトに関わっております。今のでお答えになっているかどうかわかりませんけれども。
会場●
ありがとうございます。貴重なお話、ありがとうございました。質問なんですけれども、先ほど2月4日の時点での現況で、インストール待機をされているプレーヤーが96件とおっしゃっていましたけれども、だいたいお一人当たり平均の待機期間はどれぐらいなのかというのが一つと、どういった理由でこうした方々は待ってらっしゃるんでしょうか。
ミンナ●
よいご質問をいただいたと思います。待っている、待機中というのは、私たちが購入したのは960台のプレーヤーです。まずプロジェクトのユーザーになる方に、招待状と言うんでしょうか、参加しませんかというようなお手紙を各地域に送っています。国中にユーザーがいらっしゃる、そしてサポートのスタッフがいない地域にいる方もいらっしゃいますので、サポートができる地域の方に限られています。待機中というのは手紙が届いて、参加表明をして、そして実際にインストールするまでの時間という意味での待機中です。サポートスタッフのところにまず郵送でプレーヤーを送らなければいけません。そしてインターネットの接続をしていないのであればそれもしてもらわなければいけないということで、そして、プレーヤーも持っていってインストールをするので少し時間がかかりますけれども、そんなに待っているわけではありません。
サポートスタッフが連絡をして、ユーザーの方の都合のいい日に訪問をして、そしてインストールするという手はずにしています。
会場●
既にお答えをいただいたことになるかもしれませんが、いろいろな種類のユーザーがいると思います。高齢者もいる、そして退職して家にいる方、仕事を失った方もいるかもしれません。在宅の方が多いと思います。それだけではなくて、仕事をしている視覚障害者、いろいろな障害者もいます。すなわち、自分で、旅行中に何か読みたいという方もいると思います。私も時々DAISYの図書をストリームで旅行中に読むということを考えるわけですが、そういった意味でのモバイルの可能性はあるのでしょうか。それとも在宅といった固定した場所に限られたものなんでしょうか。モバイルサービスにもなるのでしょうか。
ミンナ●
今回のプロジェクト、こういった種類のサービスは主としてそれほど移動性のない方であります。無線の接続でもプレーヤーは使えます。ケ-ブルも使えますが、おっしゃるとおり動き回る方であれば、モバイルのサービスも必要というふうに思われるのが当然です。今回のサービスは、通常家にいる方、仕事をしていないという方が主たるターゲットでありまして、そしてそれぞれのニーズに合わせた形のサービスがあり得ると思っています。
会場●
ご発表ありがとうございます。私の質問はオンラインプロトコルに関するものです。私の知っている限りではダウンロードもできると思うのですが、あなたの図書館ではストリーミングのほうをダウンロードよりも選ばれた理由があるのでしょうか。
ミンナ●
はい、経済的な理由があります。なぜかと言いますと、著作権所有者もしくは権利所有者に対して我々が製作するアクセシブルなメディアに関しての返金ですとか使用料をお支払いしているからです。なぜかと言いますと、製作の段階ではなく配布の段階で支払いをしています。
ストリーミングということですと、ほとんどのユーザーの場合は、必ずしもプレーヤーの中に残らないという形だと思いますが、しかしダウンロードの場合ですと、他の機器などに移すことが可能となります。ストリーミングのほうが経済的な理由で使用料を払う必要性がない。そしてダウンロードの場合は支払いをしなくてはいけないということがあります。しかしこれはフィンランドの解決策ですので、必ずしも満足しているわけではありません。
会場●
では最終的にはダウンロードも入れるということなのでしょうか。
ミンナ●
はい、これはシナノケンシさんにお聞きしたほうがいいと思うのですが、プレーヤー両方とも入れられるようにしたいと思います。