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大活字本

弱視の人のための大活字本は、一般の図書よりも文字が大きく、語間と行間が広くなっている。これは他の読者にとっても役に立つ場合がある。ノルウェーの視覚障害者団体によれば、一般読者向けのテキストでは、活字サイズの最低基準は12ポイントとなっている。

弱視の人にとっては、14ポイントあるいは16ポイントの方がよい。「大活字本」という言葉を使用するときは、14ポイント以上、行間はダブルスペース、語間は通常よりも広くとり、「クリーンな」書体、すなわちセリフが付いていない、均一な太さの文字を使用する。キャプションについてもこれは同様である。

16ポイントよりも大きな活字を使用する必要はほとんどない。活字を拡大する読書補助器具を使用している人は、一度に2、3語しか見えないので、大きすぎる文字は難しいからである。サボン(Sabon)の文字サイズ13.5ポイントで行間19ポイント、あるいはタイムズ(Times)の15ポイントは、ともに適切である。

「すべての人のための図書」財団では、弱視の成人読者向け小説などの大活字本の製作を支援している。