3. 発想の転換
事例 2: 地域社会全体の災害リスク軽減のための「十分な情報を得た上での意思決定」
▪3.11以前: 災害時の支援者を登録: うまく機能しなかった
⇒3.11以降: 生き延びるための、タイミングのよい、「十分な情報を得た上での意思決定」への備え
3.11の教訓:
- 津波に襲われた地区からすぐに避難した人は、生き延びることができた。
- 沿岸部300kmを襲った2011年3月11日の津波のような大災害から生還するには、地域社会レベルでの助け合いへの備えが必要である。誰もが生き残るために奮闘しているとき、救助隊は利用できなかったからである。
- 地域の救助隊員数百人が活動中に死亡したため、救助隊には、まず身の安全を確保することが求められる。
- 日本の図書館は、3.11の記憶とそこから得た教訓を、世界中の現代および次世代の人々と共有するために、資料として保存する活動を進めているが、アクセシビリティはあまり考慮されていない。