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2007年IBBY障害児図書推薦リスト

前書き

ハイジ・コートナー・ボイエセン
IBBY障害児図書資料センター所長

エリザベス・ペイジ
IBBY 事務局

この説明つきカタログは、1997年に開始されたIBBY プロジェクト、「障害児図書推薦リスト」を継承するものです。2002年、IBBY障害児図書資料センターは、オスロ大学特別支援教育部からHaug School Resource Centre(HSRC)に移転しました。2007年のコレクションは、Haug Schoolが二年に一度、定期的に紹介している一連の推薦図書の第二弾です。各国のIBBYナショナル・セクションには、2002年以降に出版された図書を選出するよう依頼しましたが、今回の推薦図書には、2002年より前に出版された優れた作品も五冊、選ばれました。

2002年の特別記念版をはじめ、国際的に配布されたこれまでのカタログに対しては、多くの好意的な反応が寄せられました。各推薦図書は、まずボローニャ国際児童図書フェアに出展され、その後世界中で展示されました。

今回のカタログおよび展示会においては、ナショナル・セクションがプロジェクトに参加していない国々の図書も、審査対象とされました。

特に関連の深い図書の中には、出版社から直接送られてきた作品や、あるいは熱心な関係者によって持ち込まれた作品もありました。プロジェクトの目的は、四十冊の優れた図書を選ぶことでしたが、今回のIBBYの呼びかけに対し非常に大きな反響があり、約百二十冊の図書が審査され、そのうちの六十二冊が選ばれました。これはノルウェーにあるIBBY障害児図書資料センター所長の責任において行われましたが、オスロにある「すべての人のための図書」センターに以前勤務していたSissel Hofgaard Swensen氏の貴重なご尽力もいただきました。

障害児が現在利用できる最高の図書を選出するために力を貸してくださった関係者の皆様には、何よりも感謝しております。このカタログによって、出版社が新たな図書の翻訳と制作を行うようになり、また親御さんや先生方が刺激されて、このような図書を障害のある子どもたちとともに楽しめるようになればよいと願っております。

オスロおよびバーゼルにて
2007年2月

カタログNo.24「おうちで」の写真
『おうちで(カタログNo.24)』