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スウェーデンにおける印刷字を読むことに障害のある人々への図書館サービス-ディスレクシアとDAISYを中心に-

あなたのお子さんは学校で困難を感じていますか?

介助と支援を早めに与えることは重要です!

学校と頻繁に連絡を取り合うことも重要です!

ディスレクシア児童の親の会

1 クラスの教師/助言者

もしお子さんが学校で困難を感じていると気がついたら、担任の教師に連絡を取ることから始めてください。その学校でお子さんに、何らかのテストまたは調査または読み書きの検査ができないかどうか、できた場合にはどのような結果になったのか質問してください。

対応プログラムを書きましょう!

2 養護教諭/ 特殊教育教員

もし何らかのテストまたは検査がお子さんに対して行われない場合は、クラスの担任に児童にテストまたは検査を行い、より深く教育学的な判断を下すことができる養護教諭/ 特殊教育教員に連絡を取るように頼んでください。そうすれば養護教諭が、対応チームに協力してくれるでしょう。

対応プログラムを書きましょう!

3 児童保健チーム

もし支援の対応が、決定した期間で思っていたような効果を上げなかった場合は、そのほかの対応を決めるべきです。それは児童福祉会議において、学校児童保健チームが両親、児童、校長と共に行います。

児童保健チームにいるのは、養護教諭/ 特殊教育教員、学校保健士、校医、学校長、学校専属心理カウンセラー、学校福祉主事、言語訓練士、視覚アドバイザーです。

対応プログラムを書きましょう!

4 校外の専門家によるその他の検査-視能訓練士、耳鼻科医、言語療法士等による検査

視覚に関しては、左右の視覚機能同一性、視野、その他斜視等を調べる視能訓練士が検査をするでしょう。視能訓練士は眼科医と共に働いています。

聴覚は耳鼻科医が検査を行います。幼いうちに繰り返し耳感染にかかり、通常ならば重要な言語情報を会得するべきこの時期に、聴覚が悪くなってしまう子ども達がたくさんいます。

方向認知能力(この音はどこから聴こえてくるのか)も、子どもの両耳が充分には聞こえていない場合には影響を受けます。

より精密な言語的検査を行うのは言語療法士です。言語療法士は例えば、病院の言語療法科にいます。校医が紹介状を書いてくれるでしょう。

対応プログラムを書きましょう!

対応プログラムを書きましょう

対応プログラムは児童と両親との共同作業で作成します。約4~6週間後の、結果審理の日を決めましょう。そうすればさらなる対応が必要なのか、対応を変える必要があるのか等、受けた支援を評価することができます。対応プログラムにはそのプログラムに従う為の責任者は誰なのか、両親であるあなた方が連絡を取るのは誰なのか、記入してください。対応プログラムを書くにあたり、最終的な責任を負っているのは校長先生です。

奥付

c ディスレクシア児童の親の会(Foraldraforeningen for Dyslektiska Barn)

www.fdb.nu

BENVIT 2005:1 BJ

『あなたのお子さんは学校で困難を感じていますか?』, ディスレクシア児童の親の会(FDB)発行, 2005年より翻訳