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スウェーデンアクセシブルメディア機関(MTM : Myndigheten för tillgängliga medier)『読書生活(Läsliv)』2015年第3号,p.22

5つの質問

文:レーナ・ブークヴィスト 写真:個人写真

プロフィール
名前:ジェスパー・クレイン
年齢:38歳
家族:婚約者アマンダ及び息子アルヴァル
住居:ストックホルム
趣味:音楽と食べ物

あなたが代表であることはスウェーデンの録音図書読者達に何か影響がありますか?

『はい、コンソーシアムの業務は、スウェーデンでのMTM及び図書館の状況を向上するアクセシブルメディアの実現に役立つでしょう。また販売用のE-ブックをより利用しやすくなることにも繋がる可能性があります。』

国際協力はなぜ重要なのですか?

『MTM及び他国にある同様の組織には、全世界規模で協力を行う大きなニーズがあります。私達の活動は特別であり、(どの国でも)同様の人々を対象にしています。それは読書困難を持つ人々です。それは、例えばオーストラリアの一プロジェクトがスウェーデンにおける『録音図書が貸出利用者の元にやってくる』プロジェクトに将来影響を与え得ることを意味しています。』

国際デイジーコンソーシアムはスウェーデンのデイジーコンソーシアムにどのような影響を与えますか?

『国際デイジーコンソーシアムの持つアクセシブルメディアに関する情報及び書籍に関わる営利企業が活動する方法に関する情報は、スウェーデンのデイジーコンソーシアムにとって多いに利用価値があるでしょう。それらの情報はカンファレンス、ニュースレター、ウェブサイトdaisy.orgを通して公開されます。』

デイジーフォーマットは今後消滅していきますか?

『Epub3が長期的にはデイジー2.02フォーマットに代わっていくでしょう。現在でも多くの録音図書プレイヤー及びプログラムにおいて、デイジー及びEpub3の両方で再生可能ですから。』

録音図書に興味のある図書館司書には何を伝えたいですか?

『あなた方の仕事は大変重要です!その技術が何かの障害になってはならず、むしろ一つの可能性にならなければなりません。あなた方は社会的な情報や文化的メッセージを受け取ることができるように、人々を助けているのです。読書困難を持つ人々がデジタルアクセッシブルメディアを通して他の人々と同様に文学とインフォーメーションを享受できる社会を作る可能性が、私達にはあるのです。』

録音図書が貸出利用者の元にやってくる:貸出利用者が図書館職員の助けによりインターネットを通して直接利用者の録音図書プレイヤーに、図書をダウンロードをすること。

国際的デイジーコンソーシアムは読書困難を持つ人々が文学と情報を利用することができるように活動するグローバル組織である。ジェスパー・クレインは2015年9月1日に代表に就任し、世界中から集う19人の委員により構成されている理事会を統率している。


original:
5 frågor till Jesper Klein. Läsliv nummer 3. Myndigheten för tillgängliga medier. 2015
http://www.mtm.se/globalassets/om-oss/publikationer/lasliv3_2015.pdf
http://www.mtm.se/om-oss/Publikationer/lasliv-och-vi-punktskriftslasare/
(cited 2016-02-01)