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「マリタイムス」No.188 2019年5月5日発行

「マリタイムス」No.188 2019年5月5日発行

フルーツサンドの写真

千疋屋のフルーツサンドです

4月中は曇りや雨の日が多かったですね。

今年のゴールデンウィークは、平成から令和に変わる事があるので、特別に10連休となりました。皆さんはどう過ごされましたか。家は出かけられないので、母の友達が来てくれて衣替えをしました。

「母はリハビリをして、介護保険を申請しました」

一月の末に緊急な事態となってしまった事に関して、あまりにも急に起きた事で母もびっくりしたかと思います。思いがけない事で、ちょっと私もびっくりしてしまいました。「どうしたらいいのかと」思うくらいです。今だから言えるけど、母も一歩足が前に出なかったのと、立ち上がれる事もできなかったのが、本当に信じられません。

3月から一週間に一回のリハビリに行き始めました。新横浜の日産スタジアムの下にあるスポーツ医科学センターです。「みんなのねがい」の読む会で集まっているお母さん達が交代で車で送ってくれています。家でも朝と晩の二回体操をやっています。歩幅が出るようになって、足の運びも良くなって来ました。介護保険の申請もして要支援2が通りました。私が利用している「あしほ」のヘルパーステーションのケアマネさんは、以前私のヘルパーさんをやっていた人で、家の事をよくわかっているので相談しています。母はリハビリを中心にした生活を送っています。徐々に日常な生活には戻りつつあります。誰かに手伝ってもらわないと、私の車椅子を下ろすのができないので、前みたいに二人だけで買い物に行くのはできないので、そこが辛いところです。

「ダンボの映画を、ヘルパーさんと見に行って来ました。」

前から一度ヘルパーさんと一緒に、「映画を見に行く練習をしてみたらどう」と、母には言われていました。一月は私が胃腸炎で行かれず、そのあとは母が具合が悪くなってしまったので、やれませんでしたが、4月10日に第一回目をしてみました。

その日は雨が降っていて気温も低く寒かったです。一回目なのに何とも言えない感じでした。雨の中の外出は特に大変でした。それでも土砂降りの雨の中を出かけて行きました。タクシーを呼んで川崎駅まで行って、ラゾーナ川崎の5階のT0H0シネマズ109の映画館で見た映画は、「ダンボ」です。12時55分から上映なので、先にチケットを買ってから4階のレストランでお昼を食べました。いろんなお店があったけどオムライスのお店で、ほうれん草のソースのオムライスを注文しました。

映画はディズニーの「ダンボ」と同じ話で、サーカスの人や子供達は普通の俳優がやっています。ダンボのお母さん象が、どこかの町へ売られてしまい、ダンボくんは、お母さん象の側にいたい気分で可哀そうな子だなっと思いました。最後はサーカスに出て観客の前で芸を披露すると、お母さん象を取り戻す事ができると言う映画でした。おもしろいけど、ちょっと悲しいような映画でした。 ヘルパーさんは私と同年代の人で、これからまた一緒に行ってもらうようにお願いしました。
その日は一回目だったので、母も一緒に行ってもらいました。

「3月末のマンションのお花見に、微妙な天気でしたが、参加して来ました。」

毎年マンションのお花見に行っているけど、今年は車椅子を誰かにおろしてもらわないと参加できないと、保佐人さんと後見的支援室の人が家庭訪問に来た時に話をしたら、マンションの民生委員さんに言ってくれて、手伝ってくれる事になりました。

始めの予定は3月30日だったけど天気が良くなくて、冷たい空気で寒くて延期になりました。
次の日の31日にお花見ができました。マンションの民生委員の人がエレベーターの下に迎えに来てくれて、待ってくれました。私の車椅子も降ろしてもらって母は杖をついて、「よっこいしょ」と言いながら母と二人で参加して来ました。身動きが取れない私達だったので、いろいろ食べるものを運んで来てくれました。老人会の人達のお抹茶も頂きました。いつもお花見の時はビンゴのゲームもあるので当たると景品がもらえる事になっています。私の横に座っていた人が車椅子を押してくれて、景品が並んでいる机のところまで連れていって、どれがいいかを言ってくれたり、いろいろ手伝ってくれました。明るい色のノートや洗剤などもらって来ました。

桜も散らないで咲いているところがあり、その後から空も明るくなって、まずまずで楽しめられたお花見でした。部屋に戻る時は家の下の階の人に頼んで、エレベーターのところまで車椅子を上げてもらいました。

*家のマンションはエレベーターはありますが、一階のエレベーターを降りると三段の階段があってその階段を降りないと外にでられません。デイサービスに行く車いすの人は折り畳み式のスロープを、持ってきて使っているみたいです。家はヘルパーさんに頼んで車椅子だけ降ろしてもらってから、私が車椅子に座って送迎の車が止まっているところまで行っています。

「平成の時代も終わりで、いろいろ思い出があります。」

31年も続いた平成も思い深いものを感じます。
私が高等部に入学したのは平成元年でした。光ゲンジの大活躍した時代です。光輝いた青春時代でしたが、平成3年に一気に心臓が悪くなって何度も危ない目に合うなど「今だから言えるけど」何回も死にそうな事もありました。

特に大変だったのは成人式の後の入院と、平成11年におばあちゃんが亡くなってその年は三回も入院しました。平成14年のお正月は年末から入院して病院でおせち料理を食べました。平成18年は脳膿瘍の手術をして50日も入院して、ずっと点滴していました。平成20年にマンションに引っ越して来てからは、入院することはなくなりました。沢山の人達に助けてもらったりしながら、ここまで長い道のりだったと思います。一つの時代が終わると言うのも「あっと言う間だったな、早いな」と感じています。天皇陛下も「平和」と言う言葉を大事にしてくれています。「戦争のない」と「災害」の少ない明るい時代になってくれる事を願っています。

「夜の時間帯に、私も簡単なストレッチをしています。」

毎日母は、朝と晩の一回ずつ体操をしています。だいたいの体操が済んだ後に私も、母の側にくついて足首を回したり、両腕を耳のところにくっつけて肩甲骨を伸ばしています。

自分でも昼間の時間に、ちょこちょことソファのはしにつかまっては伸ばしたりもしています。
毎日続けると徐々にやわらかくなっては来ています。

皆さんもできるだけ体を動かしてリラックスしてください。