音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ


WWW を検索 サイト内を検索 Google

メールマガジン登録

公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会

障害者情報ネットワーク

JDF東日本大震災被災障害者総合支援本部

被災者生活支援ニュース(厚生労働省)

マルチメディアDAISY(デイジー)で東日本大震災に関わる情報を

障がい者制度改革推進会議

DINFのお知らせ

国際セミナー「アメリカから日本へ、そして今、アジアの国々へ」
-障害分野における人材育成の在り方から考える-
日時:2012年5月25日(金)
会場: 日本財団ビル 2階 大会議室A(東京都港区赤坂1-2-2)
国際セミナー 「インクルーシブな障害者雇用の現在-ソーシャル・ファームの新しい流れ」
日時:2012年6月17日(日)10:30~17:00
会場: 国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)
国際セミナー「防災のユニバーサルデザインとDAISYの役割」
日時:2012年7月7日(土) 13:30~16:30
会場: TKP東京駅ビジネスセンター1号館 2階 ホール2A
(東京都中央区八重洲1-4-21 共同ビル)

Enjoy Daisy 読めるって楽しい!

公益財団法人日本リハビリテーション協会は国際シンボルマークの取扱いを行なっています。

障害者福祉の総合月刊情報誌『ノーマライゼーション』発売中

マルチメディアDAISYのCD-ROM付き絵本『赤いハイヒール』発売中

2001年GLADNET年次総会

GLADNETコミュニティの会員による彼らの活動に関わるプレゼンテーション

講演 Aldred Neufeldt 氏

昨日の朝の挨拶の時にやはり知識を共有するための協力体制の大切さの話が出ました。今日の昼にもアジア太平洋地域担当の方と雇用機会に対する戦略の話をしました。これは一人で達成できるようなものではなく協力していく事が大切です。

障害者雇用促進のためには、ネットワークで知識を共有し、知識を体系的に見直しをはからなければなりません。さらに、アクセシビリティーを向上、維持していくために協力体制を作っていかなければなりません。昨日申し上げた通り2つのレベルで協力が必要です。

1つ目のレベルでは、私たちが組織を作る場合に電子的な情報の収集が出来ます。この情報に対しては均一に普遍的に誰もがアクセス出来なければなりません。この論議は既に始まっています。例えばテレビ会議においての協力体制をはかり、データベースの情報は世界中どこからでも入手出きるアクセスを確保する必要があります。

2つ目のレベルは、情報の中身についてです。例えば図書館のデータベースにアクセスしても本の中身まで触れていません。これは障害者雇用に取り組む我々に対する挑戦でもあり批判されるところでもあります。私たち研究者として、あるいは研究以外の立場でも障害者雇用に対する様々な分野にちらばった知識を十分にまとめきれていないのではないかという事です。GLADNETとしては様々な雇用、脳障害、知的障害、経済、社会的問題などのそれぞれの知識はあっても知識のそれぞれの領域がばらばらになっています。その知識から生じた政策や活動などもバラバラになっています。研究機関同士で資金面での競争があり知識の共有をしたがらないという構図もあるのではないかと思われます。ただ世界的に見れば協力したいという気持はあるようです。つぎの問題は多くの言語が使われているという事実です。ここでも先程オランダ語のスクリーンを見てわかったかたは2人しかいません。せっかく研究内容がすぐれていても言語にたけていないと内容がわかりません。その他にも問題は研究の科学的な質がまちまちといった事があります。

会場風景

GLADNETで協力体制を作っていく上での指針は雇用、訓練といったすべての分野の関連研究を体系的に検討していくというシステムが必要です。知識の領域や問題、トピックごとにあるいは、言語ごとにアクセスが出きるようにしたいと思います。電子的なデータでこのような体系的な考察を発信していきたいという事です。ユニバーサルなアクセスに関してのGLADNET InfoBaseという話も昼に出ました。この様な知識の試用と適用を促進することで障害者の雇用を促しさらなる知識を深めていくことが出来ます。

体系的な見直しという事ですがこれはまず見直しの目的と適応基準の中身のアウトラインをはっきりさせその適応基準と合致する研究を始めます。そして実施方法論を評価し研究特徴をまとめる必要があります。例えば方法論についてはこの方法を取り入れた理由とある方法を取り入れなかった理由を述べなければなりません。実現可能性のあるデータセットを組み立てていく必要があります。そしてどのような目的や方法を採ってその結果を評価できる報告書を準備しようという事で体系的なレビューが求められています。

体系的な批評によって医療分野でコックランライブラリーという組織は成功しているケースがあります。医療研究というのは私たちの研究分野よりもずっと裾野が広いのです。彼らが出きるのであれば私たちも出きるべきだと思います。

研究者の原理原則は極めて単純で競い合う事です。資金のためにも競争をする事もあります。障害者の分野でも言語間、政治的に異なる国々での国際的な関心を得るための競争もあるかもしれません。こういった国々が共同作業をすすめていくためには何らかの原理原則を持っていく必要があります。6つ8つほどの原則がここに書いてありますが、コラボレーションという考えが中心核となっています。その他の原則は全員が関与し平等に関わるという事や個人の熱意に基づいてネットワークを構築し重複を避ける事、偏見を最小限にする事、関連性を目指す事、アクセシビリティーを促進する事、情報は秘密にせず公開する事、アクセスを高める事、情報のアップデートを保つ事、知識の批評や知識の応用の質を高めていく事などがあげられています。

何かするならば、この原則に従って協力をする努力をすれば仲間がプラスの影響を得るので皆が協力の輪に入ってきてくれます。研究者にとっても同じで知識の共有が実現し研究資金も得ることが出きるでしょう。こういった組織のありかたの結果として利害がお互いに衝突しなくなるという事がわかります。

活動の組織化の方法論の例もあげています。まず組織の運営の機軸になる全体的な調整や方向づけをする委員会を作ります。そして、どのような研究の領域であれ、研究結果の分析を行わなければならない場合共同の消費者や研究者などで検討グループを作ることも提案しています。このグループではどういった研究の証拠となるトピックがあるのかといった事を決定します。このグループは調整できる程度の適当な大きさに設定し全員が協力し関わっていく形をとる事も大切です。組織の運営のためにはセンターとなるところが必要です。すでに大学などの情報センターがあるならばそれは共同作業を調整し支えていくために重要な役割をもちます。その他にもパートナーはプロジェクトの発展や実施、組織を試したりする事に関わってくれます。我々は色々な知識を持っていますが一方で多くの分野ではまだ推測の域を超えていない知識もあるのですから他分野からの協力体制が必要です。他にも協力体制の要点があるのですが全ての紹介は時間の関係で出来ません。

最後にお誘いのメッセージがあります。

GLADNETは消費者雇用関連の体系的批評のアクセシビリティーを作り維持し促進していく事に関心がある官民、研究センター、個人の関与をいつでも歓迎します。

皆さんからの質問意見をユニバーサルなアクセスビリティーの問題その他についてもお聞きしたいと思います。皆さんからの積極的関与を期待しています。