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講演会”スウェーデンとアメリカにおける「読みに障害がある人々」への情報サービス”

講演会資料:
RFB&D(Recording for the Blind & Dyslexic)-ジョージ・カーシャー氏資料

50年以上にわたり、RFB&Dは非常に貴重な教育的リソースとして、読むことに障害がある方々が教育を受け、その後の就職につながるよう、また自尊心を高めていけるようサポートしています。

1948年、第二次世界大戦の退役軍人に録音図書を供給するという目的のため、アン・マクドナルドがRFB&Dを創立し、1951年法人化しました。

RFB&Dは、視覚、認知、及び身体的障害のために普通の印刷された本が効率的に読めない方々に教材を提供しています。

昨年、サービスを提供した方々のうちの70パーセントがディスレクシアです。深刻な学習障害の診断がより細分化されたため、ディスレクシアの方々の割合はふえています。

昨年、RFB&Dの全米32の録音スタジオで5300人のボランティアが新しく4160タイトル、時間にすると396,703時間の録音作業に従事しました。全米の各地でボランティアの機会があります。

2001会計年度、RFB&Dは243,000タイトルの録音図書と電子録音図書を世界中のメンバーに提供しました。

RFB&Dは、9万タイトル以上あるC.V. Starr Master LibratyというCD-ROM版の教材を提供しており、効果的に普通印刷物を読むことができない方々のためのオーディオ教材制作者としては世界一です。

全米で大規模に最初のリリースが普及すると、RFB&DのCD-ROMの電子教材の今までにない素晴らしいナビゲーションと便利さを体感していただけます。電子テキストと肉声による音声をシンクロナイズさせることにより標準マルチメディア、または特殊なプレイヤーを使ってデジタル・オーディオブックを再生することができます。現在、標準的な教科書の内容は一枚のCDに入っており、学習者はページ、章、見出しにとぶことができます。以前は、1冊の教科書で8~12本のカセットテープが必要で、ページ・インディケーターのピッという音で4トラックテープレコーダーを巻き戻したり、早送りしなければなりませんでした。

RFB&Dは、歴史、数学、科学、経済というような他では手に入らない分野の教材をテープやディスクに録音します。
特筆すべきRFB&Dならではのコレクションとしては、科学、医学、環境問題、法律、女性問題、ユダヤ研究、文学、フィクションなどがあります。

RFB&Dは「RFB&D’s Learning Through ListeningTM(聴いて学ぼう)」の個人会員と法人会員にサービスを提供しています。
法人会員は1年間有効で、メンバーシップレベルに応じてオーディオ・テキストブックを借りることができます。
個人会員はRFB&Dの図書を制限なく借りることができ、また図書館司書のサービスを受けることができます。

米国著作権法に遵守し、4トラックのカセットとパスワードで保護されているCDのデジタルブックを制作しています。

ポータブルタイプ及び、デスクトップタイプの4トラックテーププレイヤーとデジタルCDプレイヤーをREB&Dで直接購入することができます。

RFB&Dのウェブサイト:http://www.rfbd.org/