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DAISYの活用事例を中心にして(第12回LD学会自主シンポジウム)

DAISY(Digital Accessible Information System)の活用事例を中心にして

田中 裕美子
国際医療福祉大学

田中氏発表資料

読みのプロセスとDAISYの活用-読み障害(Reading Disabilities)のサブタイプ化から-日本LD学会第12回大会2003年11月23日 国際医療福祉大学 田中裕美子

読みの問題の原因とDAISYに関して

読み障害(RD)のサブタイプ(Catts and Kamhi,1999)1.失語症(Dyslexia)・文字を音に変える(Decooding)ことに問題が顕著な読み障害・読みの正確さと流暢性に欠けるが、内容の理解は良い 2.言語学習障害(Language-based Learning Disabilities:(LD)・言語発達障害を根底に持つ読み障害・Decodingと内容理解の両方に問題

読みの2つのプロセスと読み障害(RD)のサブタイプ

失語症

DyslexiaへのDAISYの活用:自立した内容理解の支援

言語学習障害(Language-based Learning Disabilities:LLD)

LLDへのDAISYの活用:自立した内容理解の支援

まとめと今後 1.高次脳機能障害による読み障害には失読症と言語学習障害という2つのサブタイプがある。2.読みのプロセスには、Decodingと内容理解が含まれ比較的独立している。3.DAISYは主にDecodingを助け、内容理解を促進する。4.DAISY活用による支援に加え、Decoding、意味や統語の言語指導などタイプにあわせた治療教育を今後検討する。