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障害者の起業活動とマイクロファイナンス

主催者あいさつ

司会 これから国際セミナー「障害者の起業活動とマイクロファイナンス」を開会いたします。進行は、(財)日本障害者リハビリテーション協会の上野悦子が務めさせていただきます。

最初に主催者を代表して財団法人日本障害者リハビリテーション協会副会長、松井亮輔よりごあいさつ申し上げます。

 

松井 日本障害者リハビリテーション協会では、毎年、障害に関する国際セミナーを開催していますが、今回は「障害者の起業活動とマイクロファイナンス」というテーマで開催することにしました。開催にあたっては、東京都民共済生活協同組合からご支援をいただき、感謝いたします。

世界には6億人近い、障害のある方がいらして、そのうち、4億人あまりが、アジア太平洋地域で生活しています。そのなかの4割以上の方々が1日1ドル以下の極貧の生活を送っています。国連ミレニアム開発目標(MDGs)では、2015年までに1日1ドル以下で生活している人たちの割合を半分にする、とうたっています。障害をもつ方々の多くが、貧困ライン以下の生活をしていることを考えると、その方々の生活レベルをいかに高めるかが大きな課題になっています。

本日のテーマであるマイクロファイナンスや協同組合は、障害をもつ人たちの貧困からの脱却を支援する、有力なツールです。今回、フィリピンおよび国内においてそれぞれの分野で指導的役割を果たされている3名の方々を講師としてお招きし、皆さんとご一緒に学び合っていきたいと思います。