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日英セミナー「障害者のための社会的な仕事と雇用の創出」

閉会挨拶

松井亮輔
財団法人 日本障害者リハビリテーション協会副会長

ただいまご紹介いただきました、日本障害者リハビリテーション協会の松井でございます。今回、日英高齢者・障害者ケア開発機構日本委員会とともにこのセミナーを共催できたことを、大変名誉に思います。また今日は、炭谷次官を初め、イギリス側から3名、日本側から3名のパネリスト、日英の取り組みに関して報告をいただいたわけですが。先ほどもイギリスからの発言にありましたように、ソーシャル・ファームというのはさまざまな形がある。これが唯一の解決にはならないという話もありましたけれども、そういう意味で、炭谷先生が先ほどおっしゃったように、すべての人が人間らしい生活ができるようにするためのさまざまな取り組みがあると思いますが、その取り組みの一つとしてこのソーシャル・ファームがあり得ると。今日は本当に時間が足りなくて、フロアとのやりとりがほとんどできなかったわけですけれども、私たちとしてはイギリス政府が言っている“第三の道”とソーシャル・ファームがどういう関わりがあるかとか、それから先ほどご質問にありましたが、イギリスの障害者差別禁止法という法律があるわけですが、そういう法律とソーシャル・ファームの運動というのはどういう絡みがあり得るのかということも、本当はお聞きしたいことでしたが。しかし今日がある意味ではスタートであって、これから本当に、日英それぞれ、これまでの取り組みではなかなか解決できなかった新しい取り組みの一つとして、ぜひ注目していただきたいと思います。

まだまだ不十分、あるいははっきりわからない点もあったと思いますが、どうぞ今日の内容をそれぞれよく消化すべく努力していただいて、これからそれぞれの場において実際の障害を持った方のサービス、特に通常の仕事にどうつなげていくかということの、一つのサジェスチョンというか、参考にしていただきたいということを願って、挨拶としたいと思います。

今日は本当に長時間、しかも天気の悪いところ、多くの方に参加いただけたことに改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。