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平成17年度
地域におけるインターネット・パソコンを利用した
障害者情報支援に関する調査研究事業報告書

みやぎ障害者ITサポートセンター

正式名称:みやぎ障害者ITサポートセンター
所在地:仙台市泉区高森2-1-40 21世紀プラザ研究センター内102号
メールアドレス:It-suppo@tpminc.co.jp
ウェブサイト:http://www.tpminc.co.jp/it/INDEX/index1.html

宮城障害者ITサポートセンターは、(株)テクノプラザみやぎが宮城県から委託された平成17年度の障害者IT支援事業として運営されている。主な業務内容はパソコンに関する相談等ITに関する各種相談、支援機器の展示、訪問サポート、企業に対する障害者雇用についての啓蒙活動を通じ、障害者の就労支援などである。

障害者向けIT講習会

対象者は宮城県内(原則として仙台市を除く)に居住する身体(視覚、聴覚、肢体不自由)および知的、精神に障害をお持ちの方。肢体不自由者向けIT講習会、視覚障害者向けラクラクホン講習会、聴覚障害者向けIT講習会、知的障害者向けIT講習会講習を行っている。講習時間は受講者の身体状況や習熟度により調整するが、おおむね10時間程度の基礎講習を2日間としている。講習内容はパソコンの基本操作、ワープロ文書作成、インターネット、メールの利用、セキュリティの基礎知識等を中心に行う。また、受講生は講習終了後に講師となって指導できるような養成も行い、実際に講師として活躍している人も多い。

訪問講習

外出困難な重度の障害児者に対し、講師が受講者宅を訪問し、パソコンの初歩程度の操作が可能になるよう指導する。一人あたり3時間で5日程度、年間で30名程。

ITスキルアップ研修

情報通信技術に一定の知識を有する障害者に対して、MOSの資格取得を目指した講習会を約2ヶ月間、8講習程度実施する。年間4期開講し、講習終了後には就労支援を行い、就労の機会拡大を図る。

その他、携帯電話活用、ステップアップ講習等を随時企画し実施していく予定である。

課題

人材不足が深刻な問題である。訪問講習の依頼は増える一方だが、1人の講師では対応しきれず、待機してもらっている状態である。受講者のニーズに応えるためには、専門知識を持った講師を育成しなければならない。