音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

平成18年度
地域におけるインターネット・パソコンを利用した障害者情報支援に関する調査研究事業報告書

社会福祉法人沖縄県視覚障害者福祉協会

沖縄県那覇市松尾2丁目15番地29号
TEL:098-863-2997
Eメール:info@okishikyo.net

【団体の概要】

設立は昭和32年12月。援護または更正の措置を必要とする視覚障害者に対し、その独立心を損なうことなく、正常な社会生活を送れるよう援助することを目的として、社会福祉事業を展開している。県委託業務のパソコン教室、サポートは相談事業の中で行っている。

【パソコン初級教室】

県の委託を受けて、平成17年度から開催。週1回で20回コース。パソコン初心者の視覚障害者に対して、パソコンを利用して情報入手、共有・発信、コミュニケーション手段の習得を目的としてパソコン操作方法、インターネットの使用、メール送信等の基本的な操作方法を指導する。募集は協会のニュースレター等で行っている。定員は5名。受講料は無料。毎回定員の3倍の応募がある。
支援対象者はほとんどが40~60歳くらい。希望としては、スクリーンリーダーを使ってインターネットによる情報の入手、メール、文章入力等。若い人は盲学校や仲間で教えあったりしてできる場合がほとんどなので、応募はない。

【課題】

指導の際はマンツーマンが理想だが支援者が足りない。現在は初級コースのみなので、中級、上級コースを増やしたいが、マンパワー不足。在宅の方には電話でサポートをしているが、人員が足りない。また支援者は他の業務もかかえているため、技術を習得する時間がない。また、現在はパソコンに関することは相談事業の中で行っているが、問い合わせやニーズが多いので、将来的には専門的な情報処理業務を行う窓口の必要だと考えている。
パソコンを活用していろいろな事ができるということをまだ多くの特に高齢の視覚障害者の方は知らないので、広報活動をしていくことが重要だと考えている。
沖縄にはパソコンボランティアグループの存在が現在確認できない状況。支援を行うためにはボランティアが不可欠だと考えている。現在は横のつながりがないので、将来的には連携できるところを増やしていきたいと考えている。