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開会挨拶

湯澤 茂男

障害者放送協議会 事務局長/財団法人日本障害者リハビリテーション協会 事務局長

 

本日は、情報バリアフリーフォーラムにご参加いただきありがとうございます。

本日は東京会場のほか、CS障害者放送統一機構のご協力で、双方向の生中継により大阪会場をはじめ、各地域からも、「目で聴くテレビ」の映像を通じて多くの方が参加されています。

障害者放送協議会と日本障害者リハビリテーション協会は、障害者と放送・通信についての今後のあるべき方向を探るべく、これまでもセミナー等を行ってきました。

障害者権利条約では、放送・通信を含む情報にアクセスすることが権利として保障され、我が国においても、条約批准に向け、先般、障がい者制度改革推進本部ならびに障がい者制度改革推進会議が設置され、議論が進められています。この推進会議の模様は、インターネットやCS放送を通じて、字幕・手話つきでリアルタイムで中継されています。まだ限定された方への提供ですが今までにない画期的なことです。

すべての人があらゆる情報を等しく利用できる社会。そのような社会の実現には解決しなければならない様々な課題もあります。これらの問題解決に向けて、障害者関係20団体からなる障害者放送協議会の放送・通信バリアフリー委員会で協議と企画を行い、本日のフォーラムを開催することとしました。

本日は、基調報告のあと、放送通信の今後について行政や公共放送の取り組みを紹介いただくとともに、それぞれの立場の利用者から今後への期待をご発言いただき、共に考える場としたいと思います。

フォーラムの発言者として登壇いただく皆様、フォーラムの開催にご尽力いただいた委員の皆様、そして会場に、あるいは映像を通じて参加いただいた皆様にお礼を申し上げるとともに、本日のフォーラムが関係者にとって実りあるものになることを願っています。

最後に、本フォーラムは独立行政法人福祉医療機構(長寿・子育て・障害者基金)様の助成を受けて開催の運びとなりました。ここにお礼を申し上げ、開会の挨拶といたします。