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報告書 英国ソーシャルファームの実地調査報告会

趣旨

英国では、ソーシャルファームは、ソーシャルエンタープライズの1つの類型としてとらえられており、障害者など労働市場において不利がある人々を雇用することに特化したソーシャルエンタープライズです。そのために、総売上げの50%以上が商品やサービスの販売によること、適切な法的地位を得ていること、従業員の25%以上が、不利がある人々であること等の特徴があります。

英国のソーシャルファームの特徴は、公的な資金援助がないことです。ドイツにはソーシャルファームの立ち上げ時には行政からの資金援助があったり、イタリアでは行政からの補助金があったりしますが、英国では、社会的企業という社会的な地位を根拠に、銀行からの優先的な資金の貸付等民間のスポンサーからの支援はあるものの、行政からの資金援助は基本的にありません。

しかし、ソーシャルファームは、障害者を雇用しているところが多く、生産性からみて、ビジネスとして競争できるのかについて関心があります。2002年に貿易産業省社会企業ユニットをつくり、ソーシャルエンタープライズの育成に力を入れ始めて以来、ソーシャルエンタープライズが飛躍的に増えてきました。約10年がたち、ソーシャルファームはどうなのか、平成25年7月15日から21日までソーシャルファームの現状について調査しました。その結果について、報告会を開催します。


プログラム(順不同・敬称略)

13:30-13:40 開会挨拶
湯澤 茂男
 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会 事務局長
13:40-14:30 基調報告 「英国の最近のソーシャルファームの動向」
炭谷 茂
 恩賜財団済生会理事長
14:30-15:00 報告1 「ロンドンを中心としたソーシャルファームの状況」
寺島 彰
 浦和大学総合福祉学部 教授
15:00-15:20 報告2 「ウェルズを中心としたソーシャルファームの状況」
上野 容子
 東京家政大学文学部 教授
15:20-15:50 質疑応答
15:50- 閉会挨拶
野村 美佐子
 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会 情報センター長
15:55 終了

会場風景

湯澤茂男氏の写真
湯澤 茂男氏による開会挨拶

炭谷茂氏の写真
炭谷 茂氏による基調報告

寺島彰氏の写真
寺島 彰氏による報告

上野容子氏の写真
上野 容子氏による報告

野村美佐子氏の写真
野村 美佐子氏による閉会挨拶

会場風景の写真
会場風景

質疑応答の写真1 質疑応答の写真2
質疑応答の写真3 質疑応答の写真4
質疑応答