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平成18 年度 DAISY を中心とした情報支援普及啓発事業
障害者への情報支援普及・啓発シンポジウム
-DAISY を中心として-

はじめに


D A I S Y ( アクセシブルな情報システム) は、当初の視覚障害者向けの音声のみのデジタ ル録音図書から、文字、画像を含むマルチメディアに対応できるまで発展してきており、現在では、認知知的障害者に対する有効な情報支援としての取り組みが始まっています。

さらに他の障害分野においてもD A I S Yの有効性が次々と明らかにされ、国際的には、すべての人を対象とする電子出版のメインストリーム技術としてD A I S Yを活用するための研究・開発が始まっています。

そこで、(財)日本障害者リハビリテーション協会は、2 0 0 7 年2 月4日(日)に、これまでD A I S Yに関わってきた人々が一同に会し、D A I S Yを中心とした情報支援のニーズを再確認し、ユニバーサルデザインとしての展開も視野に入れたこれからの情報支援のあり方、そして障害の枠を超えた連携について討議する「障害者への情報支援普及・啓発シンポジウム- D A I S Y ( アクセシブルな情報システム) を中心として-」を開催いたしました。当日は、多くの参加者の方にお集まりいただき活気溢れるシンポジウムとなりました。

この度、上記シンポジウムで行なわれました各講師の方々の貴重な講演及びパネルディスカッションの内容を報告書としてとりまとめました。

本報告書が、日本における障害者の情報支援の普及、またD A I S Yの更なる広がりに少しでも貢献できれば幸いです。

財団法人 日本障害者リハビリテーション協会