音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

電動起立補助器(Electric Standing Aid) の開発 その3

主題:
電動起立補助器(Electric Standing Aid) の開発 その3.移乗機能を付加したタイプの製作
著者名・研究者名:
松尾清美,井出将文,藤家馨,寺師良輝,小林博光(総合せき損センター医用工学研究室)有薗秀昭,一色輝茂,中村光雄(有薗製作所)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 77~82頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
松尾清美(総合せき損センター 医用工学研究室)
電話: 0948-24-7500 内線160
概要:
頚髄損傷者にとって起立訓練は身体機能を維持し、心理的効果も期待され、非常に有効な訓練である。この論文は、これまでに開発されてきた起立補助器の実用化を目指し、移乗機能を加えた改良を記している。改良の主な目的は、頚髄損傷者の起立訓練を家庭で可能とすることであった。1次試作では以前の手動ウインチを電動に改良した。2次試作では、1次試作機のモータ部分と安全装置に関する改良が行われた。さらに、3次試作では4輪のキャスタを取り付け、移乗機能が付加された。今後の開発目標として、施設用の2人立ち、4人立ち用のもの、また起立位での移動も可能となる電動車いすが検討された。