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高位頸髄損傷者用パソコン入力装置の開発

主題:
高位頸髄損傷者用パソコン入力装置の開発
著者名・研究者名:
小泉義樹(アルプス電気株式会社)畠山卓朗(横浜市総合リハビリテーションセンター)春日正男(宇都宮大学 工学部 情報工学科)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 97~102頁(1997年8月)
キーワード:
高位頸髄損傷者、四肢まひ、脳性まひ、パソコン、入力装置、ヘッドスペースポインタ
連絡先:
小泉義樹(アルプス電気株式会社 情報通信事業本部 ペリフェラル事業部 第1技術部)
〒971 福島県いわき市小名浜野田柳町41-25
電話: 0246-58-6464
概要:
筆者らは重度の四肢まひである高位頸髄損傷者の残存機能を使って自在にパソコンを操作できる実用に耐えうる入力装置(ヘッドスペースポインタ)を開発した。これは赤外線通信技術と角度検出システムの複合技術からなり、圧力スイッチを使って息で操作する。また開発の途中でヘッドセットのズレによる位置補正が問題になったので、マウスカーソル位置補正機能も追加した。障害者による評価実験の結果、この装置は高位頸髄損傷者にとって有力なパソコン用入力装置であることが確認された。しかしアテトーゼを伴う脳性まひの障害者にとっては呼吸気圧のスイッチ操作が難しく、現在の形状でのパソコン入力は不可であった。