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弱視コンピュータユーザのための新しい文書入力支援システム

主題:
弱視コンピュータユーザのための新しい文書入力支援システム
著者名・研究者名:
大倉元宏(成蹊大学)田内雅則(岡山県立大学)岡田伸一(障害者総合センター)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 179~182頁(1997年8月)
キーワード:
弱視者、VDT(Visual Display Terminals)、コンピュータ、文書入力支援システム
連絡先:
大倉元宏(成蹊大学工学部)
〒180 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
電話: 0422-37-3768
概要:
弱視者のVDT作業に関する現場調査、実験機の試作と評価、そして実用機の試作を行った。現場調査の結果、頻繁な視線異動と原稿台の操作の困難さが問題であることが分かった。筆者らは実験機を試作し、弱視者2名に評価実験を行った。あらかじめ用意した原稿を従来方式と実験機で入力してもらったところ、いずれの場合も作業効率の上昇が認められた。そこで実験機の欠点だった重量のある読書材料の搬送不能を改善し、実用を意図した自動原稿送り装置の開発を行った。本システムはパソコン上からフットスイッチかジョイスティックで操作し、随時手操作や拡大読書器としても使用可能で、現在VDT作業の支援システムとして実用化に向けて検討を重ねている。