大阪市における福祉用具供給システムの検討

主題:

大阪市における福祉用具供給システムの検討

著者名・研究者名:

米崎二朗、池田真紀、関宏之（大阪市補装具・福祉機器普及事業 援助技術研究室）

掲載雑誌名:

第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 233～236頁（1997年8月）

キーワード:

連絡先:

米崎二朗（大阪市援助技術研究室）
〒547 大阪市平野区喜連西６丁目２番５５号
電話: 06-703-5347 ＦＡＸ: 06-703-5349

概要:

補装具・福祉機器供給システムの構築に必要な要素や、直接的支援と間接的支援の二つに分けられる。直接的支援要素とは、障害者や高齢者のニーズに対する支援サービスを行う際に直接に必要となるもののことで、これには相談形態、専門職・支援者の育成・整備、総合支援サービスにおける役割分担と位置づけの明確化、経済的支援体制の整備と基準の設定、福祉用具工業界の発展などがあげられる。また、間接的支援要素とは直接的支援要素の土台となる学術的・行政的要素や、支援結果としての社会的場面における社会福祉的要素のことで、これには障害に対する理解、問題解決方法の改善と充実、一般社会の理解の拡充、行政的施策との連携と役割の分担などがある。本報告では、これらの要素に対する大阪市の補装具・福祉機器普及事業の具体的な取り組み方について述べる。