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REAコンフォートの使用経験(病院のリハ訓練における利用法)

主題:
REAコンフォートの使用経験(病院のリハ訓練における利用法)
著者名・研究者名:
藤田早苗、倉林清子、葛西朗(JR東京総合病院)、木之瀬隆(東京都立医療技術短期大学)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 369~372頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
藤田早苗(JR東京総合病院 リハビリテーション科)
〒151 東京都渋谷区代々木2-1-3
電話: 03-3320-2226
概要:
スカンジナビアン・モビリティ社製の座位保持車いす(REAコンフォート車いす)の急性期の片麻痺患者2症例に対する使用経験を報告している。REAコンフォート車いすはリクライニング機能とティルト機能が合わせて使用でき、車いすのベースから座位保持装置の部分まで調節可能である。またヘッドレストや脇支えの他多数のオプションも備わっている。REAコンフォート車いすの使用報告を体幹が麻痺側に倒れ込む片麻痺患者2名(左片側性パーキンソン症候群の66歳の男性と脳出血による左片麻痺患者の75歳の女性)を対象者として行っている。両者とも約1ヶ月のREAコンフォート車いすにて体幹保持の訓練を行った結果、座位時間の延長など体幹保持の顕著な改善がなされている。欧米型の座位保持装置が多数導入されつつある現状とセラピストの座位保持装置に対する学習不足を指摘している。また座位保持装置の利用法の検討の必要性にも言及している。