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車いす使用者の就業時のいすに関するニーズ調査

主題:
車いす使用者の就業時のいすに関するニーズ調査
著者名・研究者名:
廣瀬秀行(国立身体障害者リハセンター研究所)、岡田伸一、渡辺哲也(障害者職業総合センター)、荻野昭二(全国脊髄損傷者連合会)、木之瀬隆(東京都立医療技術短期大学)、河合俊宏(埼玉県総合リハセンター)、下平智弘(株式会社タカノ)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 391~394頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
廣瀬秀行(国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所)
〒359 埼玉県所沢市並木4-1
電話: 0429-95-3100
概要:
現在、車いす使用者はオフィスでも車いすを使用しているが、事務机などオフィス環境は車いすに適していない場合があると考えられる。解決策の一つとして、車いす使用者の就労の支援を目的とした「いす」が挙げられる。本報告では障害者用就労いす開発に関するコンセプトおよびマーケットリサーチに関して報告している。就労いすに求められる機能として褥創防止も含め個人の身体に適応すること、OA作業や各種事務作業において極力自分で可能で、人間工学的に動作ができること、オフィス環境に適合する水平・垂直移動ができることの三点を挙げている。OA関連の仕事に就労している車いす使用者6名に対してグループインタビュを行うことでマーケットリサーチを実施している。基本コンセプトでの比較で、車いす使用者のニーズと一致した結果を得ている。しかし一方で、電動車いす等の使用に関して問題が残されていることにも言及している。