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高位四肢麻痺者のための電動車いすボーリング

主題:
高位四肢麻痺者のための電動車いすボーリング
著者名・研究者名:
横田恒一、広瀬秀行、井上剛伸、(国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所)、長谷和徳(工業技術院生命工学工業技術研究所)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 395~398頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
横田恒一(国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所)
〒359 埼玉県所沢市並木4-1
電話: 0429-95-3100
概要:
高位四肢麻痺者のための電動車いすボウリングは、たいへん楽しいスポーツであることを筆者らの経験を通して報告している。電動車いすボウリングは補助具を必要とし、補助具により電動車いすでボールを押し出すことが可能になる。今までにも障害者のためのスナップ・ハンド・ボールやボウリング・ステックがあるが、上肢に麻痺のある高位四肢麻痺者が使用することは難しい。また、ボウリング用スロープは、静的な要素が強く、スポーツの持つアクティブな感覚からはかけ離れてしまうことを指摘している。補助具は、ボール保持するためのキャスターのついたプレート、アルミ性のパイプ、車いすへの取り付け具から構成される。電動車いすボウリングはアクティブな感覚を持っているが、ボールのコントロールが困難であることも報告しており、今後改良すべき課題であるとしている。