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カラーゴム技術の木製松葉杖の杖先ゴムへの応用

主題:
カラーゴム技術の木製松葉杖の杖先ゴムへの応用
著者名・研究者名:
北山一郎(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所)、川原真一郎(阪神スリーボンド株式会社)、木部祐介(スリーボンド株式会社)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 441~442頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
北山一郎(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究室)
神戸市西区曙町1070
電話: 078-925-9283
概要:
エチレン・プロピレンゴムをつえ先ゴムとして利用した例を報告している。つえ先ゴムの色を変えられること以外の利点としては、顔料が溶出しない、変退色しにくい、毒性がないなどが挙げられる。杖の中でも現在まだ多くの病院で使用されている木製の松葉杖を対象につえ先ゴムを試作している。試作した2種類のつえ先ゴムと従来の天然ゴム製のつえ先ゴムを摂氏100度、2.5kgの荷重の条件下で100時間の耐久試験を行い、比較している。結果、従来のつえ先ゴムよりも試作したつえ先ゴムの方が変色が少なく、顔料が溶出していないことが判明している。また、被験者二人に対して使用テストを行っている。性能はほとんど変わらないという結果が得られている。また使用後の被験者がつえ先ゴムの色を変化させることができるのは面白いという感想を持つなど試作したカラーゴムのつえ先ゴムが好意的に受け入れられたと報告している。