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四肢障害者のための手作り食事介助ロボットの試作

主題:
四肢障害者のための手作り食事介助ロボットの試作
著者名・研究者名:
嶋尾秀昭、川崎靖子(西脇市立西脇病院)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 501~504頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
嶋尾秀昭(西脇病院 リハビリテーション科)
西脇市下戸田652-1
電話: 0795-22-0111
概要:
手足に障害のある人達が自分で食事が出来ることを目的として、食事介助ロボットを作製した。本ロボットは、テーブル、スイッチ、本体、脚、アーム部、手先部で構成されている。横幅は60cm、奥行きは45cm、テーブルの高さは10cm、本体の高さは55cmであった。アームは脚を介してテーブルに取り付けられており、水平方向や垂直方向の移動、脚を軸とした回転が可能である。また先端にスプーンとフォークを取り付けた手先部を有し、この手先部を回転することでスプーンとフォークを選べる他、すくう、突き刺す、つかむ、つまむ、などの動作が可能である。本ロボットの使用者は、マウススティックでスプーンやフォークを操作し、殆どの食物を食べることができる。なお、このロボットは簡単かつ安価に入手できる部品を利用したため、部品費の総計は約3万円であった。また、作製に際して特別な工具や専門的な知識は必要としなかった。