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在宅高齢者とシルバーハウジング入居者の居住環境比較 -高齢者の居住環境に関する研究 その2-

主題:
在宅高齢者とシルバーハウジング入居者の居住環境比較 -高齢者の居住環境に関する研究 その2-
著者名・研究者名:
斎藤芳徳(郡山情報ビジネス専門学校)鈴木浩(福島大学行政社会学部)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 511~514頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
斎藤芳徳(郡山情報ビジネス専門学校デザインカレッジ)
福島県郡山市方八町2-4-1
電話: 0249-56-0025
概要:
在宅者とシルバーハウジング入居者を対象とし、外出行動(物理的環境)と親族・近隣・友人などの交流(社会的環境)の実態を調べ、また地域間の違いを考察した。対象者は、同一地域内(郡山市の既成市街地)の60歳以上の男女の在宅者、およびシルバーハウジング(施設B)の入居者とした。調査方法は、主として面接聴取法とし、調査時期は1996年7月とした。調査の結果、日常生活に関わりが深い外出行動については、在宅よりも施設Bの方に積極的な傾向が見られた。しかし、親族・近隣・友人などの交流については両者の間に殆ど差が見らず、農村地区における結果とは顕著に異なった。この原因として、社会的環境には地理的距離が影響していることが考えられる。特に、個人の属性よりも、転居という環境の変化がこのような社会的環境の違いを生み出しているものと思われる。