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ALSの更衣動作の工夫-改造衣服と頸部装具について-

主題:
ALSの更衣動作の工夫-改造衣服と頸部装具について-
著者名・研究者名:
田中節子 (都立松沢病院リハビリテーション科)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 563~564頁(1997年8月)
キーワード:
作業療法、自助具、上肢型
連絡先:
田中節子(都立松沢病院リハビリテーション科)
東京都世田谷区上北沢2-1-1
電話: 03-3303-7211
概要:
筋萎縮性側索硬化症の手指の残存機能と下肢の屈伸を利用して更衣動作をし易くした改造衣服と頸部装具を試作した。頸部装具は、市販の頸部装具の後部を利用し、幅広の綿テープと皮で体幹に固定する。頭部はバンダナまたは帽子の後部にひもを掛けて本体と結ぶ。頸部の伸展力の強弱によりひもの引っ張り具合を加減することができる。衣服の改造は、1)前開きに改造して綿テープまたは幅広バイアステープで裏打ちし、マジックテープをつけたポロシャツ、2)肩から袖にかけて開き、留め具にマジックテープを使用したセーター、3)ゴムの上下に切り込みを入れ、上げ下げしやすいようにやや低い位置にそのゴムをつけたジャージ、4)上肢が使えなくなった時、洋式トイレにそのまま座れば用が足せるように股開きにしたズボン、を紹介した。