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ブロック面の回転機能を付加した電子化コース立方体テスト

主題:
ブロック面の回転機能を付加した電子化コース立方体テスト
著者名・研究者名:
古田健太郎、奥英久 (岡山理科大学工学部) 黒田大治郎 (兵庫県立身体障害者更正相談所) 坊岡正之 (兵庫県立総合リハビリテーションセンター)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 571~574頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
古田健太郎(岡山理科大工学部情報工学科 奥研究室)
〒700 岡山市理大町1-1
電話: 086-252-3161
概要:
精神的作業能力評価の手法の一つとして、非言語性のコース立方体テストがある。上肢に障害を有する肢体不自由者に対しては、実施の条件であるブロックの把持・回転・移動・固定が困難であるため、コンピュータを利用して本来のテスト内容を実現するための電子化コース立方体テスト用ソフトウェアが開発されている。これまで開発した電子化コース立方体テスト用のソフトウェアは、模様図作成に必要なブロック面24通り全てを予めCRT上に表示させ、なんらかのスイッチ操作でブロック面の把持・移動・固定を行い、提示される模様図と同じ図形を作成するという回転操作を必要としない方式で、その有効性は確認されていた。今回、基本ブロック面6通りだけを表示し、回転機能を付加させてテストを行う方式を検討した。両方式の操作性を実験により比較したところ、ブロックの回転機能を付加した電子化コース立方体テストもその有効性が確認された。